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第128回 川越まつり観光ツアー

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山車のお囃子を楽しむウルシュラ・E・バーレット会員
(撮影Y.イマデガワ)

東京都心から急行電車でわずか30分ばかりの川越は、しっとりした瓦屋根の蔵屋敷が続く「江戸時代」の雰囲気を保存し「小江戸」と呼ばれている。10月15日、7か国20名のプレスクラブ会員が川越まつりの観光に訪れた。

川越まつりは慶安元年(1648)城主の松平伊豆守信綱が氷川神社に祭礼用具を寄付したことから始まり、神社の神事祭式と氏子が中心として行う余興の町方祭礼行事からなる。時代と共にその形式は変遷し、現在は笠鉾形式の山車のパレードが中心となっている。

山車に乗るお囃子は笛1人、大太鼓1人、小太鼓2人、鉦1人,囃子5人で構成され、天狐や獅子などの舞手と共に山車に乗り込み華々しく舞や演奏を繰り広げる。あいにくの雨天で総勢のパレードはなかったが、プレスクラブ会員のためにミニ・パレードが行われ周囲の観光客たちも大きな拍手を送っていた。

川越祭り(川越氷川まつりの山車行事)は国指定重要無形民俗文化財であり、昨年はユネスコ無形文化遺産に登録されたが、川越の魅力は祭りだけではない。「小江戸」と呼ばれるだけあって蔵のまち並み全体に風情がある。札ノ辻には馥郁とした茶の香り。角の葉茶屋が盛大にほうじ茶を焙じているのだ。現在狭山茶と呼ばれている茶はもともと川越茶と呼ばれていたらしい。

[川越まつり・川越市表敬訪問の写真]

 

地酒、地ビール、芋茶など食べ物だけでなく伝統織物の川越唐棧を振興させた日本情緒ある小物の土産物なども年間約10万人になるインバウンド外国人観光客の人気を集めている。

「時 薫るまち 川越」のスローガンを掲げて川越市は産業と観光の発展に務めている。参加者から次回は改めて晴天の下で山車の総勢パレードを観たいとの希望が旅行を主宰した特別企画委員会に寄せられた。


2017.11.15 掲載


著者プロフィール
渡辺 晴子(わたなべ はるこ) : HKW、シカゴ・サン・タイムズ、アジア新聞財団(東京支局長)を経て、現在HKW代表 メディア・リポート特派員。30年来の(社)日本外国特派員協会会員で、副会長、理事、監事、選挙管理委員長を歴任し、現在は特別企画委員長、永世会員。同協会の取材活動、文化事業を企画している。また上智大学講師、ユネスコ「女性とメディア」開発コンサルタントとして内外のジャーナリストを育成。
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