2016年度ドイツ映画興行収入NO.1を記録し、ドイツアカデミー賞の観客賞を受賞した話題作が、いよいよ日本公開!
一言でいうなら、家族の物語です。
家族や難民のことがテーマにあるものの、本作は決して深刻な作品ではありません。いわゆる社会派作品と呼ばれるものとは異なり、基本的にコメディーと言ってよいと思います。
しかし、笑いがメインにあるからこそ、シリアスな作品以上に、いろんなことが心に響く気がします。もし自分がこの立場、この状況だったら、どうだろうか?と。
難民の受け入れに関する話題は、ニュースで頻繁に見聞きすることはあっても、日本では、なかなかイメージしづらいかと思います。でも、難民うんぬんを語る前に、人はそもそも皆、違うもの。人間関係に悩んだり、苦しんだりしてる人の多くは、その「違い」が受け入れられなかったり、理解できないことが大きな要因の1つになっています。家族のように間柄が近いがゆえに、受け入れるのが難しいこともありますから。
ゆえに、自国民同士、家族同士であっても、いっそのこと「文化や常識が違うのだ」とくらいに思えれば、もう少し関係がラクになるのではないでしょうか。
難民の受け入れによって混乱すると同時に、大事なものに気づいたり、変化していく家族の姿からきっとご自身や周囲にも通じる"何か"を感じるはずです。
『善き人のためのソナタ』のプロデューサーとヒットメーカーのサイモン・バーホーベン監督、ドイツの人気俳優たちが競演する渾身の一作、ぜひお楽しみください。
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