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第76回   ラスト・ベガス

子どもの頃から、58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)。4人の中で唯一独身のビリーが年下の恋人と結婚することになり、それを祝うため、ラスベガスに集まろうと計画。しかし、パディだけがなかなか同意しない。二人の間には、長年に渡る心のわだかまりがあった。結果、何とか来ることになったが…。


マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、
モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン…

オスカー俳優4人が揃い踏みする、豪華作品。
話題負けしない、強烈なインパクト!
まず、その人間力を浴びるだけでも見る価値がありますね。

物語としては、
歳をとることの悲しさ、歳をとることの面白さ。
いつまでも変わらないものと、変わりゆくもの。
その対比感が絶妙!

何ともいえない人生の機微を
随所に感じさせてくれるところが最大の魅力です。

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子どもの頃そのまま、いや、
さらに進んだ4人の悪ガキ(?)っぷりも微笑ましく、時に爽快。
年老いても、いつまでも変わらぬ友情にホロリ。

物語自体は、誰でも気楽に楽しめる類のものですが、
全くタイプの違う4人が歩んだきた道が、
そのまま反映されているような感じすらして深みを感じます。

俳優たちの姿こそが何よりの物語、というか。
年輪を感じずにはいられない、老優ならではの妙味ですね。
そのシブイ活躍の舞台がド派手なラスベガス、というところも
たまらない。

4人のファンはもちろん、
自分の人生にいろいろ思うところのある人にも
ぜひ見てほしい作品です。


『ラスト・ベガス』
2014年5月24日より公開中!
■公式サイト: http://lastvegas.jp/

2014.6.16 掲載

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