先日、ＵＡＥこと、アラブ首長国連邦に行ってきました。

高層ビルからドバイの街を見下ろすと、
なるほど、たしかに砂漠都市であることがよくわかります。

首都のアブダビを始め、砂漠都市の中に
意外にも緑が多いのも目に付きました。

でも、その多くは自然の産物ではなく、
植樹や日々の手入れの成果であります。

いずれ、木以上に木の役割を果たすような
人工の緑がズラリと並んでもおかしくないのかも、と
一瞬思いました。

本作の舞台となる町は、
木も花も人工でつくられており、
環境破壊が続く今の世に対する警鐘的なものも感じます。

同時に、いずれ到来する世界の
未来予想図的なところもあるかもしれません。

我々は今、本物の自然が身近にあることが
普通であり、絶滅することなど考えもしてないですけど、
このまま時が流れると、本当にどうなるかわかりません。

アニメとはいえ、実際に木のない地球を目にすると
非常に複雑な気持ちになります。

本作は、一人のひ弱な少年が巻き起こす勇気の物語を
楽しむのと同時に、自然の大切さを確認する
またとない作品です。

一人で行くのもいいですが、
ぜひ家族やご友人と一緒に見ることをオススメします。