正直、サスペンスやクライムドラマものは
あまり好きではありません。
ゆえに、めったに見ることもありませんが、
この「ザ・タウン」には、いい意味で期待を裏切られました。
見てよかった!と素直に思える作品です。
僕のレギュラーラジオ番組、
「団長のラジオ五感ブログ」の質問コーナーで
最近印象に残ってる映画を聞かれることがありましたが、
真っ先に頭に浮かんだのが本作です。
僕が受けとったテーマは、
「信じること」。
犯罪が当然という環境の中で育ち、
生活していく中で、人は人を信じていけるのか。
いや、人以前に、自分をも…。
そして、生まれ持った境遇にオサラバしたいと思ったとき、
人は全てを捨てることができるのか。
それは“裏切り”にはならないのか。
派手で凄惨なシーンが目立つ中、
さまざまな葛藤に苦悩し、
戸惑う微妙な心理描写が心に響きます。
あまりしゃべるとネタバレになるのでほどほどにしますが、
オチの意外性にも、ガツンとやられました!
監督兼主演のベン・アフレックの大奮闘も見ものです。
生まれ持った宿命から逃れ、
人生を変えることが出来るのか?
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