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第17回  【試写会】子供の情景


見終わった後、激しい怒りがこみ上げてきました。


「なんじゃ、こりゃ!?」


と思わず吐き捨てたくなりました。


映画を見て、ここまで怒りを感じたことは
記憶にないです。


もちろん、駄作だからではありません。


それほど映画の世界にのめり込んでしまった、

ということです。


そして、この激しい怒りは一体何に対して
向けられてるのか、考えてしまいました。


映画の中に出てくる

不親切な大人たちや、

いじめっ子の少年たちか。


それとも、

アフガニスタンという国に対してか。

アメリカか。


もしくは、無力な自分自身に対してなのか。。。



映画の最後に出てくる一言が
脳裏に焼き付いて離れません。


これは、フィクションです。

ドキュメントではありません。


しかし、ドキュメント以上に現実を描き出しているように
思えてならないんですよ。


この作品を生み出した
19歳の女性監督の想いの結晶でしょうね。


世界中の大人に、ぜひとも見てほしい、知ってほしい作品です。



岩波ホールにて、4月18日より公開

●『子供の情景』公式サイト
 http://kodomo.cinemacafe.net/

2009.4.17 掲載

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