見終わった後、激しい怒りがこみ上げてきました。
「なんじゃ、こりゃ!?」
と思わず吐き捨てたくなりました。
映画を見て、ここまで怒りを感じたことは
記憶にないです。
もちろん、駄作だからではありません。
それほど映画の世界にのめり込んでしまった、
ということです。
そして、この激しい怒りは一体何に対して
向けられてるのか、考えてしまいました。
映画の中に出てくる
不親切な大人たちや、
いじめっ子の少年たちか。
それとも、
アフガニスタンという国に対してか。
アメリカか。
もしくは、無力な自分自身に対してなのか。。。
映画の最後に出てくる一言が
脳裏に焼き付いて離れません。
これは、フィクションです。
ドキュメントではありません。
しかし、ドキュメント以上に現実を描き出しているように
思えてならないんですよ。
この作品を生み出した
19歳の女性監督の想いの結晶でしょうね。
世界中の大人に、ぜひとも見てほしい、知ってほしい作品です。
岩波ホールにて、4月18日より公開
●『子供の情景』公式サイト
http://kodomo.cinemacafe.net/
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