本間 |
とにかく、めのこ算式ではないですけど、確率の問題で、数をうってみたらどうでしょう?目指せ30職種!どうでしょう? |
北川 |
行ったり来たりしてどこにも到達しないのには、限界を感じます。やっぱり年齢的に、体力と記憶力が落ちたことがネックになっています。 |
本間 |
体力の衰えは、努力をすれば防げますよ。
それこそ理科系の分野におられたのですから、身体・脳の老化を防ぐのに何をなさればいいのかはご自身がよくご存知なのでは? |
北川 |
なるほど・・・・体力を、パワーをまずつけることからはじめればいいのですね。
でも、やっぱり目標が見つからないことにはパワーがでてこないんです。
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本間 |
では、北川さんの憧れはなんでしょう?知的好奇心が沸くものとか、好きなもの、やっていると快感を得るものとか。 |
北川 |
本が好きです。実は図書館情報士になりたいと思ったのも、患者さんのための図書館をつくりたいと思ったのが始なんです。
でも何件か断られてしまい、やっても無駄かもと思ってしまいました。やっぱり、何をするにも、就職に結びつかないことがネックになってしまいます。
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本間 |
ひょっとしたら、アピールの仕方に問題があるのかもしれませんよ。北川さんの専門性の高さを強みにするとか。
患者さんのための専門図書館を作るというのは試してみる価値のあるアイディアだと思います。
300受け入れ先があるとして、そのうちの5つ断られたからといってくじけてはいけませんね。 |
北川 |
そうわれると実もふたもありません・・。 |
本間 |
もし今後、就職先が見つからなかった場合、ご家族の方とはどういうお話をなさっているのですか? |
北川 |
親は一緒に暮らしていいといってくれていますが、私は絶対に親に頼って生計を立てるようなことはしたくないです。 |
本間 |
だったら、なおのこと、くじけたら駄目ですね。この世界に、北川さんと全く同じプロセスで人生を歩んでいる人はいなんです。
そのプロセスに価値を見出してくれる人はいるはずです。
結果ご両親と暮らすことになったとしても、それが逃げた結果か、やりつくして駄目だった結果かによってその後の人生のクオリティーも大きく違ってくるのです。 |
北川 |
はい。やっぱり私は、情報が欲しい人に必要な情報を与えることがしたいです。 |
本間 |
そうですか。やってみましょう。確かに本の話をしているときの北川さんが一番生き生きとしていますよ。
300あるうちの1当たればいいという心持で。
そのためにはやっぱり体力が勝負の決め手になると思います。週に一回、歩いてみるというのはどうでしょうか? |
北川 |
でも年をとってしまって。自分でも手ごたえを感じられる目標がないとなかなか頑張れません。
たまの休みくらい、何もせず部屋で一人で本を読んでいたい。 |