精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者がお互いを取材してみた。
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天地成行・大橋広宣 著
ISBNコード:ISBN978-4-947767-33-2
判型/頁:四六判 216ページ 並製
発売日:2023年11月23日
精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者がお互いを取材してみた。
定価:1,980円(本体1,800円+税)
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⇒本書の内容 ⇒目次 ⇒著者プロフィール
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■本書の内容
発達障害でホームレスになった経験もあり、今は映画製作にもたずさわる元新聞記者と、精神疾患で数々の奇行を繰り返したあげく、自由律俳句にたどりついた元新聞記者。
記者同士の対談だから、お互いの特性や体験を、これでもかと深堀りしています。
彼らがどんな言動に傷つき、どんな言動に救われたのか。特に教師と上司は必読です。
■目次
はじめに
第1章「精神疾患」「発達障害」の当事者として
- 「精神疾患」「発達障害」でともに生きづらさを抱える
- 流されて生きてきた人生
- 「周りが自分を笑っている」と常に感じる
- 長かったトンネルの中で感じた光明
コラム① 精神疾患最新事情
第2章 「リセット」することと「個性」を発揮すること
- 「いじめ」がつらかった小・中学校時代
- いじめ地獄の中で励みになった父親の言葉
- つらい時には「リセット」することも大切
- なかなか社会に合わせられない
- 個性を発揮できた記者時代
- 映画談義で就職戦線を突破
- 「ホームレス新聞記者」になってしまった!
コラム② 天地成行さんと自由律俳句
第3章 「障害」について考えてみる
- 障害? 障がい? 障碍?
- 二次障害のつらさと「リカバリー」の大切さ
- 大人になっても影響した「いじめ」の後遺症
- しんどくても「居場所」があることの大切さ
コラム③ 発達障害最新事情
第4章 どう特性と向き合い、社会で生きていく?
- 「仕事をして生きていく」ということ
- 「合理的配慮」と「インクルーシブ」の大切さ
- 「障害」と「社会」との関わり
■解説(新潟医療福祉大学大学院 教授 横山豊治)
■あとがきに代えて
■著者プロフィール
天地 成行(てんち なりゆき)
1974年山口県徳山市(現周南市)生まれ。島根大学農学部を卒業後、東京の専門新聞社で15年勤めて帰郷。精神疾患(障害)を患い現在は静養中。自由律俳句との出会いをきっかけに心のリハビリに励み、ミニコミ誌「みんつど」を主宰するなど、統合失調感情障害をわかりやすく伝える「翻訳者」としてぼちぼちと活動中。著書に『わたしは山頭火!?』(くるとん刊)がある。「天地成行」は新聞用語に由来したペンネーム。山口県周南市在住。
大橋 広宣(おおはし ひろのぶ)
1964年山口県山口市生まれ。幼い頃から集団生活に馴染めず、小・中学校では授業についていけず、いじめに苦しむが、その一方で「映画」に強い興味を示す。大学卒業後、地元新聞社に就職。「発達障害」と診断されるものの、得意の「表現すること」を活かし、17年間主に記者職を務め、2005年に独立。現在はフリーのライター、映画コメンテーター、番組ディレクターとして活動し、映画製作に関わる。著書に『生きぞこなった夜に虹』(共著、ぷねうま舎刊)等。山口県下松市在住。
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