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■本書の内容この本は、治療方法に迷っている大腸がん患者さんのための本です。診察からステージごとの治療まで、網羅的に取り上げています。2019年1月に改訂されたばかりの『大腸癌治療ガイドライン2019年版』に準拠しているので、最新の大腸がんの治療方法が紹介されています。薬物療法については、薬剤師でもある著者、雑賀智也氏が、いわゆる「抗がん剤」治療について詳しく解説しています。一般向きでここまで詳しい解説は他に見当たりません。また監修をお願いした高橋慶一先生(都立駒込病院外科部長)は、セカンドオピニオンを求めてきた患者さんの実例を多数紹介してくださいました。消化器内科医、病理医、緩和ケア医などの率直な意見も参考になるはずです。 まだ一般に情報が少ない神経内分泌腫瘍(NET、カルチノイド)についても、セカンドオピニオンのモデルケースとして、編集者本人の例を掲載しています。 ■目次 (※)各章をクリックしてご覧ください。
◆セカンドオピニオンモデルケース―本書編集者の場合―
あとがき
■監修者プロフィール
高橋 慶一(たかはし けいいち) 1957年神奈川県生まれ。山形大学医学部卒業後、都立駒込病院勤務。2007年から同院外科部長。専門は大腸外科、特に再発治療及び末期癌患者の在宅ケア。1992年に「転移リンパ節の形態、組織型から大腸癌の予後を予測する研究」で日本大腸肛門病学会総会会長賞、1993年に日本消化器外科学会総会会長賞受賞。日本外科学会指導医・専門医、日本大腸肛門病学会評議員、日本在宅医療学会理事、大腸癌研究会幹事等。主な著書に『大腸がん手術後の生活読本』(主婦と生活社)、『大腸がん 治療法と手術後の生活がわかる本』(講談社)がある。 ■著者プロフィール 雜賀 智也(さいか ともや) 1978年和歌山県生まれ。薬剤師・メディカルライター、メディカルライターズネット代表。大阪薬科大学薬学部薬学科卒業、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了(公衆衛生学修士)。薬局、医学系出版社などを経て現職。著書に『図解入門よくわかる公衆衛生学の基本としくみ』『看護の現場ですぐに役立つ医療安全のキホン』『看護の現場ですぐに役立つ地域包括ケアのキホン』がある(いずれも秀和システム)。大腸がんの情報サイト「ナナメディカル大腸がん」を運営。 ■大腸がんの情報サイト「ナナメディカル大腸がん」 http://nanamedical.site |
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