WEB連載

出版物の案内

会社案内

幕末動乱長州のゆくえ~その時の流れ

幕末動乱長州のゆくえ~その時の流れ 大澤健次 著
ISBNコード:ISBN978-4-947767-30-1
判型/頁:四六判 208ページ 並製
発売日:2023年5月25日

幕末動乱長州のゆくえ~その時の流れ
定価:2,530円(本体2,300円+税)
在庫:
数量:

⇒本書の内容 ⇒目次 ⇒著者プロフィール

■本書の内容

山口県周南市の人気塾講師が書いた、幕末の長州の流れをまとめた本。第一部では、幕末から明治維新までの主な事件を、時間の流れに沿って描いています。第二部では、明治維新の立役者となった長州の主な人物を写真入りで紹介。幕末の長州藩は、保守派と改革派が勢力を競い合っており、大活躍した人物が、一転して犯罪人とされるようなめまぐるしい展開が続いていました。「幕末の長州がよくわからない」という教え子たちの声に押され、筆者が長州に焦点を絞ってわかりやすくまとめたのがこの本です。明治維新をなしとげた長州藩では、どんな人物がどんな役割を果たしたのか、松下村塾の塾生をはじめとした維新の志士たちの基礎的な知識が身に付きます。若々しい志士たちの写真にも注目。


■目次

第1章 幕末動乱の流れ

  • 幕末までの毛利
  • 東アジアの情勢
  • 長州藩の経済力と近代欧州
  • 幕府の弱体化と蛮社の獄
    【1841】天保の改革と長州の藩政改革
    【1853】ペリー来航と国防
    【1854】吉田松陰密航と捕縛
  • 伝馬町牢から野山獄へ
    【1854~55】野山獄の生活
    【1857】松下村塾の誕生とその教え
    【1858】日米修好通商条約
  • 将軍継嗣問題の対立
    【1858~59】安政の大獄
    【1860】桜田門外の変
  • 遣米使節団と長州藩の軍事改革
  • 公武合体と尊王攘夷論
    【1862】寺田屋事件と文久の改革
  • 生麦事件と公使館焼き討ち
    【1863】外国船砲撃と奇兵隊
  • 薩英戦争と政局の動向
  • 八月十八日の政変
    【1864】池田屋事件
  • 禁門〈蛤御門〉の変
  • 第一次長州征討と馬関戦争
  • 馬関戦争の処理
  • 高杉晋作・功山寺挙兵
    【1866】第二次長州征討と薩長同盟
  • 第二次長州征討(四境戦争)
    【1867】討幕の密勅と大政奉還
  • 龍馬暗殺と覇権争い
    【1868】戊辰戦争(鳥羽・伏見の戦い)
  • 甲州勝沼戦(新政府VS新選組)
  • 江戸城無血開城と彰義隊
  • 奥羽・北越両面戦争
  • 会津藩の苦悩
  • 会津若松城下の悲戦
  • 榎本の江戸脱走と東京遷都
    【1869】戊辰戦争最後の箱館
  • 新政府樹立と幕藩の解体
  • 奇兵隊のその後と中央集権化
    【1871】廃藩置県・山口県の誕生
  • 揺れる外交政策と反乱
    【1876】前原一誠・萩の乱
  • 近代化を急ぐ明治政府

第2章 幕末長州の立役者たち

長州藩を分けた派閥争い―その対立の構図と抗争過程

  1. 毛利敬親〈長州藩13代藩主〉
  2. 村田清風〈藩の財政再建政策主導者〉
  3. 周布政之助〈公武合体から尊王攘夷へ重要人物〉
  4. 玉木文之進〈吉田松陰の伯父、松下村塾の創立者〉
  5. 広沢真臣〈正義派寄りの中間派〉
  6. 坪井九右衛門〈清風の改革に尽力するも保守的〉
  7. 長井雅楽〈公武合体を推進し開国通商を説く〉
  8. 椋梨藤太〈保守(俗論派)の中核〉
  9. 中川宇右衛門〈椋梨と同年で保守(俗論派)〉
  10. 吉田松陰〈松下村塾で若き志士を育てる〉
  11. 高杉晋作〈松下村塾の四天王。改革の指導者〉
  12. 久坂玄瑞〈松下村塾の四天王。禁門の変で散る〉
  13. 寺島忠三郎〈門下生。禁門の変で久坂と共に散る〉
  14. 入江九一(別名・河島小太郎)〈松下村塾の四天王。禁門の変で散る〉
  15. 吉田稔麿〈松下村塾の四天王。池田屋事件で散る〉
  16. 桂小五郎(木戸孝允)〈薩長同盟を結んだ維新への指導者〉
  17. 井上馨(聞多)〈伊藤・山県と共に明治の三元老〉
  18. 大村益次郎〈日本軍建設の基礎づくりを果す〉
  19. 伊藤博文〈初代内閣総理大臣で帝国憲法制定〉
  20. 山田顕義〈最年少の門下生。法典伯〉
  21. 山県有朋〈奇兵隊・軍監職から実力を発揮する〉
  22. 品川弥二郎〈松下村塾前から入門。維新後も活躍〉
  23. 前原一誠〈松下村塾の年長組。萩の乱で散る〉
  24. 太田市之進(後に御堀耕助)〈改革派と志を共にする。従弟に乃木希典〉
  25. 桂太郎〈木戸孝允は遠縁。天皇勅命により内閣組閣〉
  26. 楫取素彦〈群馬県初代県知事。松陰の妹2人を妻に〉
  27. 乃木希典〈虚弱な少年が日露戦争で日本を救う〉

■著者プロフィール
大澤 健次(おおさわ けんじ)
「奇跡の塾」(大澤塾)塾長。指導歴45年以上。1971年(昭和46)大学3年時(20歳)、東京でオール1の小学6年生の子を半年でオール4にすると、親子合わせ100名あまりが下宿先に列をなす。その後就職するも、親の願いで帰郷する。郷土のためにと夜は学習塾をし、父兄にできるだけ負担をかけないようにと昼は起業し、できるだけ安価な月謝で送迎まで行っている。笑い喜び合う楽しい塾を目指し45年。現在「塾」と「経営」の傍ら東北や関東で「人生教育セミナー」の講演も。「オンライン塾」ZOOMでは「塾長対談」を月2回発信中。「幸せになるために学び」「社会でいかに貢献し生き抜いていくのか」を共感し合いながら明るく楽しく活動している。現在71歳の現役。「実行なき者に成功なし」の教えを広めている。

上に戻る