━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年1月31日発行 ━
●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第121号 ━━━━━━━━●
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前々から予告していた読者代表の「未来総理レポーター」ですが、第一弾
の原稿が届きました。
今回、「未来総理」へのインタビューにチャレンジしてくれたのは、馬場
千枝さん。小学1年生と保育園児の子どもを持つワーキングマザーです。馬
場さんが取材したのは、公明党の福島豊議員。馬場さんは、11月の親睦パー
ティで福島豊議員のスピーチを聞き、もう少し話を聞きたいと思ったそうで
す。
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ミスター円・榊原英資氏や、評論家・中島梓氏、表現インストラ
クター・山田ズーニー氏らが、日本の「人間関係」の問題点や
希望を語っています。未来総理の西村康稔議員(自民党)、
鈴木康友議員(民主党)、松下新平議員(無所属)にも「政治と
人間関係」についてインタビュー。
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目次
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■ 未来総理レポーターからの報告(馬場千枝)
−−福島豊議員をインタビュー
◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介
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■ 未来総理レポーターからの報告(馬場千枝)
−−福島豊議員をインタビュー
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国会議事堂の真裏にある衆議院第二議員会館。見た目は何の変哲もない長
四角のビルだが、中に入れば各階、整然と区切られた部屋(どこかタコ部屋
風)がびっしりと並び、どうやら衆議院議員の方々の個人オフィスになってい
るらしい。
その7階、大きな窓から広々と永田町界隈が臨める応接室で公明党の福島
豊議員にお会いした。彼は10年間、老年医学を中心に京都大学付属病院で医
師として働き、1993年、衆院選に出馬して初当選。現在は衆議院厚生労働委
員会理事など、様々な役職を兼務する働き盛りの47歳である。
「介護保険と障害者の施策との関係をどういう風に整理するかが今週の懸
案なんですよ」と言いながら、30分ほどの面会中も2、3度、携帯電話で会
話が中断するほどの忙しさで、これがウワサの国会議員的多忙さなのかと感
じ入るばかりだった。
さて、今回のテーマは昨年11月に成立した「発達障害者支援法案」である。
「発達障害」(自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障
害、注意欠陥多動性障害その他、これに類する脳機能障害で、通常低年齢で
発症する)を持つ人たちの発達と社会生活を支援しようという内容で、昨年2
月から文部科学省と厚生労働省が珍しく一緒に勉強会を開いて問題点を整理
し、議員立法でスピード成立させたという経緯がある。もっとも当事者にとっ
ては、長い間、待ち続けていた法案だったのだが──と福島議員。
「例えば自閉症の子どもを専門医師に診せようとすると、300人待っていま
す、3年待ちですとか、そういうことが現実問題としてあるわけです。私自身
自分の子どもが自閉症だったから、『ああ、こんなに大変な状況なのか』と
実感していました。子どもが今年の春に就学予定なので、先日、就学時健診
を受けましたが、これが大変でね。 人前で服を脱いだりをいやがったり、図
書館で本を読み出すと他のことをしなくなったり。すったもんだがあって、
結局終わったのは夕方5時。家内はくたびれ果てて家に帰ってきたわけです」
まさに問題点を実感する立場にいるから、必要な支援についても詳細であ
る。「うちの子も乳幼児健診でいろいろと指摘されましたが、そこで発達障
害というレッテルを貼るのが目的ではないと思います。親は子育ての困難を
感じているわけですから、例えばこだわりが強いとか、言語的コミュニケー
ションが不得意などの共通した特性に対して、どう関わっていったらいいの
かをアドバイスすることは大事だし、そのための専門家養成も重要です。
また学校の教師に障害の特性を理解してもらう必要性もある。学習障害の
子どもが いじめにあったり、不登校になることもあるし、この点に関して現
場の教師一人ひとりが適切な対応をしてくれることが一番大事ですから。例
えば自閉症の子は普通学級でずっと教室に座り続けているのはやはり苦痛な
んです。そういう時、一時的に特殊学級に避難するとか、柔軟にやってもらっ
た方がいいという部分もある。大切な視点は発達障害の子どもを特殊学級に
隔離するのではなく、普通学級で一緒に学びながら、 彼らの特別なニーズを
どう埋めてあげるのか。そういう発想で教育現場が対応しなければならない
と思うんです」
この法案成立を契機に、まずは発達障害者支援センターを全都道府県60カ
所に設置するための予算を要望しているという福島議員。いかにも予算の乏
しい日本だが、子どもたちがよりよく生きられるためのお金なら、どうかケ
チらずに費やして欲しいと思う。
★福島 豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/fukushima-yutaka/
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編集後記 弘中百合子(ロゼッタストーン)
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初めての「未来総理」レポートはいかがでしたか?馬場さんは、2人の子
どもの母親なので、特に子どもたちに対する政策に興味があるようです。
どの議員をインタビューするかは、レポーターの希望によって決めていま
す。レポーターたちは読者代表でもあるわけですから、「この議員にこんな
ことを聞いてきてほしい」という要望があれば、どうぞお寄せください。
第2弾の「未来総理」レポートですが、現在、議員とのスケジュールを調
整中です。取材が終わり、原稿が届き次第、掲載したいと思います。
「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。
※掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとこと
お書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよい場
合は、年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になります。
ご協力、よろしくお願いいたします。
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次号予告
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次回の配信は、2月7日です。
小林 温議員(自民党) 吉良州司議員(民主党)
近藤洋介議員(民主党) 藤末健三議員(民主党)
松下新平議員(無所属) が登場する予定です。
※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。
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未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」には、超党派の29名が参加しています。 (敬称略)
◇衆議院
石破 茂(自民党・鳥取) 上田 勇(公明党・神奈川)
大村秀章(自民党・愛知) 吉良州司(民主党・大分)
楠田大蔵(民主党・比例九州) 近藤昭一(民主党・愛知)
近藤洋介(民主党・比例東北) 鈴木康友(民主党・比例東海)
達増拓也(民主党・岩手) 樽井良和(民主党・比例近畿)
樽床伸二(民主党・大阪) 手塚仁雄(民主党・東京)
中塚一宏(民主党・神奈川) 中根康浩(民主党・比例東海)
長島昭久(民主党・東京) 西村康稔(自民党・兵庫)
福島 豊(公明党・大阪) 三日月大造(民主党・滋賀)
細野豪志(民主党・静岡) 丸谷佳織(公明党・比例北海道)
山井和則(民主党・京都)
◇参議院
荒木清寛(公明党・比例) 有村治子(自民党・比例)
小池 晃(共産党・比例) 小林 温(自民党・神奈川)
桜井 充(民主党・宮城) 福島瑞穂(社民党・比例)
藤末健三(民主党・比例) 松下新平(無所属・宮崎)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。⇒ 未来総理プロフィール
各議員のホームページにもリンクしています。
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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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━━━━━━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』(毎週月曜配信) ━
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