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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2005年1月24日発行 ━

●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第120号  ━━━━━━━━●

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前回掲載した「NHKへの政治的圧力問題」は、朝日新聞とNHKの間で「言った
言わない」と、お互いがお互いを訴えそうな勢いです。真実は一つなわけで
すから、日本を代表する大手マスコミの報道であっても100%正しいわけ
ではないことを、観たり読んだりする側は心しておきたいですね。

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   クター・山田ズーニー氏らが、日本の「人間関係」の問題点や
   希望を語っています。未来総理の西村康稔議員(自民党)、
   鈴木康友議員(民主党)、松下新平議員(無所属)にも「政治と
   人間関係」についてインタビュー。
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  目次
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 ■ 「由らしむべし。知らしむべからず」
         細野豪志(衆議院議員・民主党・静岡)

 ■ 「2005年の抱負」
        中根康浩(衆議院議員・民主党・比例東海)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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 ■ 「由らしむべし。知らしむべからず」
               細野豪志(ほそのごうし・衆議院議員・民主党・静岡)
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 新年、あけましておめでとうございます。落下傘候補としてゼロからスター
トした私も、早いもので国会議員として5度目のお正月を迎えました。この
5年間、私は不思議な縁に恵まれました。運を実力に変えるべく、今年も精
進したいと思います。

 昨年を振返りますと、国外ではイラク情勢の悪化、厳しい北朝鮮外交、国
内に目を転じると、凶悪事件の頻発に、台風・地震被害の発生と、まさに激
動の1年となりました。政治の重要性と限界を感じながら、私自身の果たす
べき役割を考えさせられる日々が続きました。

 逡巡の日々の中で、夏に訪れた台湾での李登輝氏との出会いは、私に一つ
の示唆を与えてくれました(詳しくは http://goshi.org の海外視察コーナー
をご覧下さい)。子供のような年齢の若手議員を前に、「台湾人の心」「21
世紀の世界観」を語る氏の姿に、政治家としてというより、 一人の人間とし
て強い畏敬の念を感じました。

 我々日本の国会議員は、政策と政局の混在した国会論争、陳情合戦と予算
の分捕り合い、そして選挙を意識するあまり、世界観、国家像、そして政治
家像を語る言葉と機会をほとんど持ちあわせていません。

 だからといって、陳腐な決まり文句や大言壮語を繰り返して恥じることの
ない政治家となることは、私自身望むものでもなく、また許せるものでもあ
りません。少なくとも己の現状に常に危機感を持ち、何を為すべきかを考え、
且つ行動する人間でありたいと強く思います。

 絶望的な財政赤字の累積、食糧自給率・エネルギー自給率の低下、少子化
と2007年から始まる人口急減、そして温暖化に象徴される環境変化。日
本は間違いなく危機に直面しています。これらの危機に正面から立ち向かう
ことは大きな痛みを伴いますが、歴史上、何度も苦境を乗り越えてきたわが
国には、その力があると私は信じます。

 本当に深刻なのは、痛みと非難を覚悟して国家的危機に立ち向かう政治家
が出てきていないことです。「民は由らしむべし。知らしむべからず」との
論語の一節は、説明責任を果さない自民党政治を批判する際に用いられます
が、これは誤った解釈に基づいています。

 真に意味するところは、「国民にすべてを知らせることは不可能である。
信頼させることが大切である」というものです。政治家として説明責任を果
たすことは当然ですが、国民が全ての政策を理解することは不可能である現
実を考えると、政治にはある種の人物委任の要素があることは紛れもない事
実なのです。私は、由らしむに足る人間にならんと努力することから平成
17年をスタートしたいと思います。

★細野豪志ホームページ http://www.goshi.org/index2.htm

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 ■ 「2005年の抱負」
         中根康浩(なかねやすひろ・衆議院議員・民主党・比例東海)

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 新年明けましておめでとうございます。
 昨年中は多くの方々よりご支援を頂きましたお陰で、自分なりに充実した
国会活動を行うことが出来たと感じています。改めて心より感謝申し上げま
す。

 特に社会保険庁による不正、年金保険料のムダ使いや障害者政策について
は、体当たりで取り組んで参りました。残念ながら、社会保険庁改革は、ま
だまだその緒にもついていなくてむしろ、依然として 膿を出し切る作業の
過程にあるといえます。年金の抜本改革も、政府与党の無理解により実現で
きていません。

 ある若者が「日本には何でもあるかも知れないが、夢だけがない」と嘆い
ていました。“ニート”と呼ばれる働かない若者の増加というところに、自
民党政治のしわ寄せが具体的に現れているといえるのかもしれません。

 2005年は私としては、まずは障害者福祉改革、介護保険改革、社会保
険庁改革さらには障害者虐待防止法などにも取り組むところがスタートとな
ります。

 ある芸人さんが「昔むかしある所に お爺さんとお婆さんが居ました」の
時代から 少子高齢社会を迎えて、「いたる所にお爺さんとお婆さんが居ま
す」という社会になっています・・・と言っていました。当然、健康長寿は
人類の永遠の夢です。この長寿社会を豊かで住み良いものにすると同時に、
子どもも沢山いる、活力ある日本の再生に向けて、国会は死に物狂いで働い
ていく必要があります。

 だからこそ、改革の本丸は「少子化対策」をどうすべきかということだと
思いますし、少子高齢社会において、国民の皆様に新しい負担をどうしても
お願いをせざるを得ないこともあるわけですから、国民の納得をいただき、
受け入れて頂くためには、国民と政治との信頼関係を回復することが大前提
です。

 それゆえ、「政治とカネ」問題に決着をつけ、利権構造改革、政官業の癒
着構造、利権配分政治を打ち破ることが「改革の本丸」でもあると考えてい
ます。具体的には、政権の交代ということでしょう。

 だから『郵政の民営化』を“本丸”と称している小泉総理を信じるわけに
はいきません。

 国民は郵政よりも年金、介護、医療、景気、雇用、イラク、拉致問題など
に関心を寄せていますし、政治として頑張って欲しいと期待しているのです。

 郵政の問題にしても、「民営化」ばかりが先走り、まさに本質部分である
特殊法人の改革は置き去りにしているようです。国民は、郵政にコンビニ化
を求めているわけではなく、安心を求めているはずです。大体コンビニだっ
て、今、淘汰の時代を迎えているではありませんか。

 国債の大量発行により、金利が上昇し、国債が下落すれば民営化された郵
貯簡保はすぐに破綻です。そもそも、国債を誰が引き受けるのでしょう。郵
政民営化より、無駄な公共事業の見直しの方が、先決であることも言うまで
もありません。

 国有化したりそなや足利銀行を郵貯に引き受けさせることや、郵貯が破綻
する前に政府保証から逃れていたいことなど、小泉政治の本質を見抜いてい
かなければなりません。

 郵政問題は、まず郵政事業のあり方を真正面から見つめることから始めな
ければなりません。一方的に、郵政を悪者にすることは許されません。「高
給とりで税金をムダ使いしている」イメージなどは全くの誤解で、郵政職員
は、全ての給料を郵政事業で捻出しているという実態も見落とされています。

 まずは『民営化ありき』で小泉総理の延命策として利用されているという
ことから解放されなければ公正な議論は出来ません。

 まともな議論をしようとしない小泉総理には、もはや退場してもらうしか
ない一年となることでしょう。

 今後とも皆様のご支援をよろしくお願いします。

★中根康浩ホームページ  http://www.sun-inet.or.jp/%7Enakayasu/

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 編集後記               弘中百合子(ロゼッタストーン)
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 前回のメルマガで掲載した小池晃議員(共産党)の意見に対して、読者か
ら「一方の意見だけを掲載するのはいかがなものか」という意見が寄せられ
ました。

 一般的な政策と違い、個人の名誉に関する問題ですので、確かに当事者の
言い分も聞きたいところです。安倍氏、中川氏は「未来総理」メンバーでは
ありませんが、ご本人たちが反論を寄せてくだされば、掲載したいと思って
います。とりあえず、打診してみます。

 さて、お待たせしている「未来総理レポーター」からの報告ですが、来週、
必ず掲載いたします。どうぞお楽しみに。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。 

 ※掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとこ
   とお書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよ
   い場合は、年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になりま
   す。ご協力、よろしくお願いいたします。

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 次号予告
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 次回の配信は、1月31日です。

 有村治子議員(自民党)  荒木清寛議員(公明党)
 桜井充議員(民主党)    手塚仁雄議員(民主党) 
 楠田大蔵議員(民主党)  が登場する予定です。

 ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

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 未来総理メンバーの紹介
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 「未来総理」には、超党派の29名が参加しています。   (敬称略)

◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)        上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)      吉良州司(民主党・大分)
  楠田大蔵(民主党・比例九州)   近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)    鈴木康友(民主党・比例東海)
  達増拓也(民主党・岩手)       樽井良和(民主党・比例近畿)
  樽床伸二(民主党・大阪)      手塚仁雄(民主党・東京)
   中塚一宏(民主党・神奈川)     中根康浩(民主党・比例東海)
  長島昭久(民主党・東京)       西村康稔(自民党・兵庫)
   福島 豊(公明党・大阪)      三日月大造(民主党・滋賀)
   細野豪志(民主党・静岡)     丸谷佳織(公明党・比例北海道)
   山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)      有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)     小林 温(自民党・神奈川)
   桜井 充(民主党・宮城)       福島瑞穂(社民党・比例)
  藤末健三(民主党・比例)     松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。⇒ 未来総理プロフィール
各議員のホームページにもリンクしています。

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発行人・編集人:弘中百合子
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