━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004年 7月26日発行 ━
●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第97号 ━━━━━━━━●
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記録的な暑さ、あいつぐ洪水…、今年の夏は、なんだか強烈です。猛暑は
景気をよくするらしいので、せめて、そこに期待したいですね。
今回は、先日の参議院選挙で当選した小池晃議員(共産党)のコメントを
ご紹介します。また、上田勇議員(公明党)からは、「説明責任」と「決断
力」のバランスについて意見が寄せられました。
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そのまんま東さんらに「再起」についてお話を聞きました。
未来総理の大村秀章議員(自民党)、福島豊議員(公明党)、
野田佳彦議員(民主党)にも、「政治は信頼を取り戻せるか?」を
テーマにインタビュー。
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目次
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■ 「参議院選挙を終えて」
小池 晃(こいけあきら・参議院議員・共産党・比例)
■ 「説明責任VS決断力」
上田 勇(うえだいさむ・衆議院議員・公明党・神奈川)
◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介
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■ 「参議院選挙を終えて」
小池 晃(こいけあきら・参議院議員・共産党・比例)
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今回の選挙では、全国で436万2574人の方々に、比例代表選挙で日
本共産党とその候補者に貴重な一票を投じていただきました。こうした一票
一票には、「小泉構造改革でこわされつつあるくらしを立てなおしてほしい」
「日本が世界に誇る憲法九条をまもり、生かす政治の実現を」という切実な
願いがこめられていると思います。いま私は、その重みをかみしめながら、
2期目への決意に燃えています。
残念ながら日本共産党は大幅に議席を減らしてしまいました。支持してく
ださった方々には心からお詫びを申し上げたいと思います。アピールの仕方
にはもっと工夫が必要だと思っていますが、消費税増税と憲法改悪が当然の
ような議論がなされる中で、「消費税に頼らない社会保障の再建」「憲法改
悪に反対し、9条を含む全条項の完全な実施」という私たちの主張は、いず
れ必ず国民多数の声になっていくと思っています。
議席の減った分は、二倍三倍がんばるつもりです。そして、投票してくだ
さった方には「日本共産党に入れてよかった」と、残念ながら投票していた
だけなかった方には「やっぱり日本共産党にしておけばよかった」と思って
いただけるような仕事をしていきます。今後ともよろしくご支援を、心から
お願い申し上げます。
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■ 「説明責任VS決断力」
上田 勇(うえだいさむ・衆議院議員・公明党・神奈川)
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先日の参議院選挙では、有権者から、内閣・与党が年金改革や自衛隊の多
国籍軍参加などの問題について説明責任を十分に果たしていないとの厳しい
批判を受けたものと思います。
私は、与党の一員でありますが、年金改革については昨年以来かなりの努
力を払ってきたつもりであり、こうした批判が必ずしも正当なものとは感じ
ていません。昨年11月の衆院総選挙に際しては、公明・自民両党がそれぞ
れ年金改革について将来の給付水準や保険料についても数値を示すなどかな
り具体的な案を提示した上で、有権者の審判を受けたものと理解してきまし
た。
しかし、実際には、マスコミが直前にならないと取り扱わないこともあり、
世論の理解が得られていなかったことが明らかになったといえます。その意
味では、内閣・与党として説明責任を十分に果たしていなかったと認めざる
を得ません。
そうした中で、年金法案の早期成立を図ったことの是非について検証する
必要があるのではないでしょうか。じっくり議論していけば、少子高齢化が
急速に進む中で年金問題に魔法の解決策はなく、給付や負担の面でそれぞれ
がある程度我慢していかなければならないことに理解が深まり、政府・与党
の改革案への評価も随分変わってくるのではないかと考えています。
他方、コンセンサスに達するまでいつまでも議論を続けているばかりでは、
政治の責任はまっとうできません。世論の意見が一致しないからと結論を先
送りしつづけた結果、適切な施策の実行に失敗した事例は数限りなくありま
す。そういうときには、必ず政治の決断力の欠如が非難されます。
また、イラクに派遣されている自衛隊が政権移行にともない多国籍軍に参
加する方針を小泉総理が独断で決定したことに対する批判もかなりあります。
しかし、一国の首相が外交問題に関する決定を行うことができないとすると
余りにも決断力に欠けていると批判されるでしょう。そうなると首脳外交や
サミットの意味がなくなってしまうのではないでしょうか。
しかも、今回の判断は、既に派遣されている自衛隊の支援活動の内容や実
施場所を変更するという本質的な部分に関わるものではなく、新政権発足に
ともなう実務的な要請に基づくものでした。もちろん、内閣が決定したこと
については、後日国会で十分論議するべきでありますし、国民に対しても丁
寧に説明するべきであり、結果責任は選挙で問わなければならないのは当然
のことだと考えます。
“説明責任”と“決断力”は、どちらも政治に求められる重要な使命であ
ることは間違いがありませんが、二つは必ずしも両立するケースばかりでは
ありません。わが国が内外の多くの課題に直面し、さまざまな分野での斬新
な改革が求められている中で、いかにして両面のバランスをとっていくのか
は、きわめて重大かつ困難な問題だと思います。政治家の一人として真剣に
とらえていきたいと考えています。皆さまにも、是非お考えを伺えればと思
います。
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編集後記 弘中百合子(ロゼッタストーン)
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先週、なぜ、選挙運動にインターネットが使えないのだろうかと、編集後
記で書いたところ、「頭の古い政治家たちの陰謀ではないか」という読者の
声が複数寄せられました。本当はどうして禁止されているのか、事情をご存
知の方は、教えてください。
インターネットに関しては、世代的な感覚差が大きいかもしれません。
(もっとも、このメルマガの読者には、年配の方も多いので、インターネッ
トを使いこなせるかどうかに関しては、個人差も大きいと思いますが)
せっかく若手議員の集まりなのですから、選挙がないこの時期に、インター
ネットを使って楽しいイベントができないものかと考えています。できれば、
政治的無関心といわれる若者たちも興味を持てるようなアイデアはないでしょ
うか。みなさまも、ぜひ、お知恵を貸してください。
「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。
※掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとこ
とお書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよ
い場合は、年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になりま
す。ご協力、よろしくお願いいたします。
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次号予告
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次回の配信は、8月2日です。
大村秀章議員(自民党) 丸谷佳織議員(公明党)
山井和則議員(民主党) 長島昭久議員(民主党)
中根康浩議員(民主党)
が登場する予定です。
※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。
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未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」には、超党派の29名が参加しています。
(敬称略)
◇衆議院
石破 茂(自民党・鳥取) 上田 勇(公明党・神奈川)
大村秀章(自民党・愛知) 吉良州司(無所属・大分)
楠田大蔵(民主党・比例九州) 近藤昭一(民主党・愛知)
近藤洋介(民主党・比例東北) 鈴木康友(民主党・比例東海)
武正公一(民主党・埼玉) 達増拓也(民主党・岩手)
樽井良和(民主党・比例近畿) 樽床伸二(民主党・大阪)
手塚仁雄(民主党・東京) 中塚一宏(民主党・神奈川)
中根康浩(民主党・比例東海) 長島昭久(民主党・東京)
西村康稔(自民党・兵庫) 野田佳彦(民主党・千葉)
福島 豊(公明党・大阪) 日月大造(民主党・滋賀)
細野豪志(民主党・静岡) 丸谷佳織(公明党・比例北海道)
山井和則(民主党・京都)
◇参議院
荒木清寛(公明党・比例) 有村治子(自民党・比例)
小池 晃(共産党・比例) 小林 温(自民党・神奈川)
桜井 充(民主党・宮城) 福島瑞穂(社民党・比例)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。
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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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━━━━━━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』(毎週月曜配信) ━
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