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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2003年5月12日発行 ━

●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第36号 ━━━━━━━━●

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 ちょうど国会で重要法案を審議しているため、今回担当の「未来総理」た
ちは、原稿を書く時間が取れなかったようです。「いい加減な原稿は書けな
い」という思いもあるのだと思います。

 というわけで、今回は読者からのご意見を紹介いたします。ご了承くださ
い。


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  目次
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 ◎読者からのご意見
 ◎宮本議員からのお断り
 ◎編集後記
 ◎次号予告
 ◎未来総理メンバーの紹介

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 ■読者からのご意見
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●行政が民需の活動を妨げないことが大切

 政治に絶望した意見を述べるのは簡単です。ましてや政治家や官僚を悪役
にするのは赤穂浪士の文化そのものです。私はシステムにこだわりたい。国
際法からみて違憲である第九条。国際紛争には、何も協力しないと宣言した
国に外交する国はないです。

 軍事予算という内需拡大に民需を依存することは故三木首相の見地が正論
です。しかし、自前の航空産業。旅客、カーゴのメーカーがない。空港建設
ばかりに公益が走るのも必定です。

 行政は民需の活動を妨げない。これが経済原則です。ですから、法律が追
いつかないほどの起業があればいいのです。申請事業だけが民需ではないで
すから。外国人の臨床医を見かけることがない。これも弊害です。

 もし?自由診療のほうが安価であれば、病院は経営努力をするし、サービ
スも向上する。加入保険組合が病院経営をすれば加入者は公益医療保険より
も安価で診療が受けられる。これは規制緩和の話ではなく、やってしまえば
いい話です。

 マルサスの人口論をそのまま、計画経済を遂行する日本というシステムに
果たして総理大臣が必要なのでしょうか。司法の独立性もなく、既得者のシ
ステムにすることだけを目的にした官僚。小泉首相の方法論は認めないが、
方向性は間違ってはいない。貧しいといいながら、一杯飲んで愚痴が言える
うちにシステムを変えるほうがいいです。

 しかし・・・砂漠の兵隊相手のカジノ(ラスベガス)を作ったのはマフィ
アと政治家だったけど、首都ワシントンDCに作ろうと言った人間はいなかっ
た・・・なんでカジノなのかな〜アイデアが乏しい過ぎる・・・。

●低い目線で今の政治を省みてほしい

 私、浅学の単細胞人間ですが最近感じることは、国会議員の皆さん、ご自
分の保身と所属政党の利害のみを追いかけ国民の代表だと言う意識が薄いの
ではないでしょうか。勉強不足のために官僚にいい様にあしらわれている気
がします。特に数字のマジックに引っかかっているようにおもえます。

 議員の皆さん高所より一般庶民の生活を見るのではなく、低い目線から今
の政治を省みてください。総務省から出る一般所得の額など実際には参考に
もなりません。できれば、色々な方面から本当の所得を調べれば一目瞭然だ
と思います。
 税金もなぜこんなに引き上げをしなければ成らないのですか、引き上げば
かりで無駄を省く、民間に比べ桁違いに高い退職金をやめる、等の言葉は全
然出てこないですね。支離滅裂かもしれませんが・・・要は非常に今の政治
に不満を持っていると言うことです。

●簡潔でわかりやすい文章をお願いします

 私は年齢が高いので、目も疲れるし長い文章は見るのが億劫に成ります。
是非お願いしたいのは、簡潔で解り易い言葉と文章で出来るだけ短い文章で
書いてくれると最後まで読む気が出ます。私の生きている間に既得権にしが
みついた政治が改められ、国民の為の政治が行われる政治家集団が現れる事
を期待しつつ読ませて頂いています。ご検討を宜敷くお願い致します。
(テルミ)

●細野議員が述べた「地方分権の確立に向けた交付金制度・税源移譲」につ
 いて

 国会議員の地域への利益誘導は、公共投資の抜本的削減を阻害する、由々
しき問題だと思います。

 この改善には、(経済政策からは外れますが、)国政選挙の全国区化を行う
必要があると思います。地域で選挙区が分断されると、どうしても、地域の
有利になる政策を打ち出した候補者が選挙戦で有利になってしまうと思いま
す。そこで、国家の全体像を決めるべき国会議員は全て、比例代表制等、全
国区での選挙で決定するべきと考えます。同時に、地方分権の推進、税源の
地方委譲も、進めるべきと考えます。

 このとき、交付金の類は全廃し、代わりに税源委譲をより多く行うべきと
考えます。交付金制度を残せば、国政議員に、地元利益誘導型議員を残すこ
とになってしまうと思います。

 また、税源を委譲するということは、その地域の経済活性度や人口等の変
化による、歳入額増減度合いが高まる、ということです。こうなれば、いい
加減な政治を行った地域は、経済不活性化・人口減、ひいては歳入減を招く
ので、そうならないように、きちんと政策を考えるようになると思います。
また、地域間の(経済活性化・人口増)競争も活発化し、それにより、国家全
体にも勢いがつくと思います。(中城正憲)

●細野氏の意見について

 民間,民間と言うのはどうでしょうか。現在の悲惨な情況を作り出したの
は官も政も責任がありますが民だってバブルに走った元凶じゃないですか。
規制緩和をいうなら、べからず尽くしの選挙法を規制緩和してもっとまとも
な経済対策をとれる議員を選べるようにして欲しいものです。


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 ■宮本議員からのお断り
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 「未来総理」読者のみなさん。「国会のだんじりファイター」参議院議員
の宮本たけしです。今回のテーマは、「経済政策」とのことですが、残念な
がら今すぐゆっくりと経済を論じている余裕がありません。

 というのは、いよいよ参議院に「個人情報保護特別委員会」が設置され、
今国会最大法案の一つである「個人情報保護法案」の審議が参議院で始まる
ことになったからです。私は今、その委員会の理事として、「個人情報保護」
などという看板とは全くうらはらの、政府修正案の重大な問題点を国民の前
に明らかにする論戦の最前線に立っています。

 いつも私の意見を楽しみにしてくださっているみなさんにはたいへん申し
わけありませんが、今少しの猶予を下さい、追って必ずお送りします。
(5月9日国会内にて、日本共産党参議院議員・宮本たけし)


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  編集後記             弘中百合子(ロゼッタストーン)
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 今回は「未来総理」からの寄稿がなく、メルマガ発行責任者として、読者
の方には本当に申し訳なく思っています。

 政治家の方々はとても忙しく、必ずしも毎回担当週に原稿が書けるとは限
りません。女性国会議員メルマガ「ヴィーナスはぁと」の場合は、毎回、4
人ずつのローテーションにしているのですが、「未来総理」は3人ずつのロー
テーションで進めています。このあたり、私の読みが甘かったかな、と反省
しているところです。

 次のテーマからは、ローテーションを組みなおし、より確実に「未来総理」
の意見を届けることができるよう、工夫したいと思っています。どうぞ、こ
れからもご愛読をよろしくお願いいたします。

 なお、読者の方からのご意見は、意図を曲げない範囲で一部カットさせて
いただく場合がございます。できるだけ多くの方々の意見をご紹介したいの
で、どうぞご了承ください。

 掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとことお
書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよい場合は、
年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になります。ご協力、よろ
しくお願いいたします。

 ご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。


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  次号予告
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 次号もテーマは「経済政策」です。発行は5月19日です。

 達増拓也議員(自由党)・丸谷佳織議員(公明党)・
 樽床伸二議員(民主党)が登場します。

※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。


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  未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」に参加してくださったのは、次の19名の方々です。(敬称略)

 ◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)    上田 勇(公明党・比例南関東)
  植田至紀(社民党・比例近畿)  大村秀章(自民党・愛知)
  近藤昭一(民主党・愛知)    鈴木康友(民主党・静岡)
  達増拓也(自由党・岩手)    樽床伸二(民主党・大阪)
  野田佳彦(民主党・千葉)    春名直章(共産党・比例四国)
  細野豪志(民主党・静岡)    丸谷佳織(公明党・比例北海道)
  山井和則(民主党・比例近畿)  山村 健(無所属・比例東海)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)    有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)    福島瑞穂(社民党・比例)
  宮本岳志(共産党・大阪)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。


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発行人・編集人:弘中百合子
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