━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2003年1月27日発行 ━
●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第21号 ━━━━━━━━●
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国会での小泉首相の「(公約を守れなかったことは)たいしたことじゃな
い」発言が波紋を呼びました。「公約が大切」という意識は、永田町にもマ
スコミにも国民にも浸透しています。とはいえ、政治家のなかで、ちゃんと
公約を守っている人が一体どのくらいいるのでしょうか。
今回も「未来総理」たちに、「今年の公約」を聞いています。「未来総理」
には、ぜひとも、公約を守ってほしいと願っています。
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目次
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◎「今年の公約」
▼山村 健(無所属・衆議院議員・比例東海・45歳・当選1回)
▼宮本岳志(共産党・参議院議員・大阪・43歳・当選1回)
▼野田佳彦(民主党・衆議院議員・千葉・45歳・当選2回)
▼鈴木康友(民主党・衆議院議員・静岡・45歳・当選1回)
◎読者からの質問に答えます
▼春名直章(共産党・衆議院議員・比例四国・43歳・当選2回)
◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介
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■「生活者を起点に、自立した市民が主役の民主主義国家を」
山村 健(やまむらたけし・衆議院議員・無所属・比例東海)
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「今年の公約」を記す前に、私の場合昨年の総括として、「何故民主党を
離党したのか?」を書かねばいけないと思いましたので書かせていただきま
す。
結論から申しますと「民主党も永田町の論理が優先し、市民サイド(=生活
者)の発想、行動と言うものが無にされている」から辞めました。
カメラの前では、「外から批判させていただきます」と大見得切ったもの
の、離党してしまうと民主党をどうこう言う必要がなくなりました。別に民
主党に対して建設的な提言する必要ないからです。
私は「代替案が無いものに対して批判しない」と言うポリシーを持ってい
ます。「民主党の体質では変えられない」と感じたから離党したのであって、
今さら民主党に「こうした方が良いですよ」なんて言える立場ではなくなり
ましたから。
確かに私は東海比例の議席をお預かりしている身です。連合さんはじめ公
認候補になって以来、多くの民主党関係者、支援者にお世話になりました。
「比例区の議員だから民主党を辞めるのなら議席を返せ」と言う批判の声も
有ります。しかしそう言う人達の大半は「党起点」の「政治とは権力争いの
道具」「政治は数だ!」としか考えられない旧来の永田町の発想しかできな
い人達のような気がします。
議席は有権者が与えたものであって、党が与えたものではないはずです。
色々な支援者がいますから様々な意見もあるでしょう。党の関係者や支援者
の中にもばらつきはあります。お世話になった皆さんには今でも感謝の気持
ちはかわりません。
しかし、未来を見つめた時に国民の道具としての今の民主党には疑問を抱
かざる得ませんでした。
私の選挙区は改革先進県と言われている三重県の中でも一際保守地盤の堅
いところで、相手がリクルート事件で有罪判決が下った藤波孝生さんにも係
らず、「勝てない」と言う事で前々回(96年)の折も共産党以外の候補者が
いなかった地域です。
それから3年たった1999年の夏、何度目かの公募の折に私が応募させていた
だき、やっと候補者が決まった選挙区です。
残念ながら3000票余りの差で選挙区では敗れましたが、82222票頂いて惜敗
率96%で比例区にて復活当選させていただきました。
色々な意見はあるでしょうが、もし私が立候補していなければ三重県第5
区で民主党の票があれだけ出たか?と言う自負心もあります。
そのような背景と、そして何より私自身無党派の代表として「自立した市
民が主役になる政治の実現」のために立候補したという気持ちがあります。
大半の無党派と言われる人が支持者でなくなった民主党です。前回の選挙
の時、民主党の支持率は22〜23%ありました。それが3%に落ち込んでしまっ
た。その離れていった20%の中に紛れも無く私は位置しています。
そのような支持者の気持ちを代弁するためには、おかしな方向に走ってし
まった民主党からの離党は当然の成り行きだとも思います。
有権者が変わったのでは無く、民主党と言う組織が期待に沿えずに市民よ
りも既得権益者の側に固執しているから、何を唱えても小泉さん以上の空念
仏としか伝わらないのです。
そこで私のこれからですが、現在純粋無所属の立場です。しかし選挙に出
た時の『変えなあかん!』の公約はそのままです。
では何をどう変えるのか?と言うのが今年の公約になって行くと思います。
「依存から自立へ」「尊益から尊命へ」「開発から共生へ」抽象的ですが
この3つの理念に基づいて変えて行きます。
「依存から自立へ」とは、日本人が新しい社会を創造していくために意識
改革が必要です。今までの延長線上では、「市民の自立、地方の自立、国家
の自立」すべてを成すことはできません。改革というより革命に近い大転換
が必要です。
形として大きくは、中央集権国家から地方分権道州制国家へと変えること
を目標とします。そのために、身近な市民サイドから自分達でできることは
行政に依存せず自分達で進めて行くNPOの活動を積極的に応援していきます。
又、4月の統一地方選挙、統一補選において組織、団体の推薦を受けずに自
立した市民の代表として立候補される人を積極的に応援し、分権道州制への
下地づくりに努めます。
外交においても、自立した国家として国際舞台でも堂々と自分の国の意見
を主張できる国になるよう自立心を喚起したいと思います。
「尊益から尊命へ」は戦後の日本人の価値観は経済的に豊かになることが
幸せに繋がると教えてきたと思います。その反動が今日の混沌とした社会か
ら中々抜け出せない原因でもあります。
経済的利益を尊ぶ「尊益主義」から命を尊ぶ「尊命主義」へと価値観の重
心を変える政策を立案します。
例えば経済政策にあたって、何故先進国と言われる我が国において年間3
万人以上も自殺者がいるのか?というところを起点に考えれば、次に来る時
代の展望は大きく拡がります。
安心して住める国にする事を第一義に考えれば生きたお金の使い方も理解
され、景気も回復してきます。
「21世紀が自然環境との共生の世紀である」という言葉に異論を挟む人は
少ないと思います。「開発から共生へ」具体的な発信があったでしょうか?
これこそ大きな価値観の転換がなければ進展しません。
いずれにせよ従来の発想しか出来ない人達よりも新しい発想のできる人達
と具体的には自立した市民、NPO、NGO、そして志を一にできる議員仲間と「生
活者を起点とした正に自立した市民が主役となる、真の民主主義国家」を創
るために汗を流します。
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■「破綻が明瞭な小泉政権を打倒すること」
宮本岳志(みやもとたけし・参議院議員・日本共産党・大阪)
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新しい年を迎え、早くも1月20日から第156通常国会が始まりました。
今年も「国会のだんじりファイター」宮本岳志を、どうぞよろしくお願いい
たします。さて、今回のテーマは「今年の公約」とのこと。「公約」という
言葉の重みをかみしめながら、書いてみたいと思います。
ご承知のように、日本の政治は議院内閣制をとっていますから、国会内の
多数を占める与党から内閣総理大臣が選ばれ、内閣を組織しています。内閣
が予算案を作成し、国会に提出してそれが可決され、国の行政がすすめられ
るのですから「公約」といっても、与党と野党とでは自ずと意味が違ってき
ます。
与党が、国民に公約しながら、それを実行しなかったならば、まさにスト
レートに「公約違反」ということになるでしょう。ただし地方政治の場合、
首長は議会多数派から選ばれているとは限りませんから、長野県の田中知事
の例を出すまでもなく、首長の公約が議会で否決されるということも珍しく
ありません。
野党の場合は、ことはそう簡単ではありません。昨年の国会でのBSE対
策法案のように、野党の道理ある提案を与党も受け入れ成立する例もありま
すが、野党の主張にどんなに道理があっても議会内の多数与党が、それを受
け入れず実現しないということもままあることです。
私の所属する日本共産党が「公約を守り、スジをとおす党」であることは、
ずいぶん国民の間にもお認めいただけるようになりました。しかし、そのこ
とと「公約したことが簡単に実現するかどうか」は別のことなのです。
もちろん、与党であっても、決して公約が簡単に実現するわけではないで
しょう。与党内の調整や役所との調整もあるのでしょう。ですから「努力し
たができなかった」ということは与党でもありうることだとは思います。
しかし、逆のことはできないはずです。野党時代に「消費税、ダメなもの
はダメ」と言っていた党が与党になって「消費税率を引き上げる」とか、「医
療改悪反対!政・官・財癒着の自民党政治に審判を!」と訴えて当選した議
員が、自民党とともに与党に入って医療の改悪をすすめる、などということ
は到底認められないことです。
さて、私の今年の公約です。私は1月22日国会冒頭の参議院本会議で、
小泉総理大臣と経済・財政運営について論戦しました。首相は、本予算で「公
共事業を10%減らした」と言いながら補正予算では1,5兆円も積み増し、
結局5%も増やしました。財政危機を理由に押しつけた社会保障負担増は、
いっそう消費を冷え込ませ、不況を深刻にして税収不足を招くばかりです。
結果として国債発行30兆円枠などという看板はもろくも崩れ去り、不良
債権は処理しても処理しても増え続けています。まさに今回の補正予算は、
小泉「改革」なるものの破綻を証明するものに他なりません。
したがって今年の公約は、「破綻が明瞭な小泉政権を打倒すること」です。
この仕事は簡単ではありませんが、国民のみなさんと力を合わせて、なんとし
ても今年実現したいと思います。
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■「民主党国対委員長として五つの方針」
野田佳彦(のだよしひこ・衆議院議員・民主党・千葉)
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2003年はたいへん重要な政治決戦の年であり、私は民主党国対委員長とし
て国会運営に臨むことになりました。政府与党と厳しく対峙し、その失政を
明らかにし、国民に政権の選択肢を提示することが責務です。したがって今
年の公約としては、国対委員長として以下のことをお約束し、来るべき解散
総選挙に民主党政権の実現を期したいと思います。
政治決戦の主戦場となる通常国会に臨むにあたり、以下の五つの方針を示
したいと思います。
第一は、前半国会の焦点である予算審議に関し厳しい姿勢で臨むことです。
税収見積りを誤って減収になる時代です。こんな時こそ、一円たりとも血税
は無駄遣いさせないということが必要だと思います。くだらないテーマで重
箱の隅をつつくようなことはいけませんが、税金の遣い道は重箱の隅をつつ
くくらい精査をして政府を厳しく追及する姿勢で臨みたいと思います。
第二は、後半国会は安全保障、有事法制、個人情報保護法、教育基本法改
正案など、たいへん重要なテーマが予想されますが、このような重要な問題
については意見をしっかりと集約して、威風堂々と論陣をはり、一糸乱れず
採決に臨む姿勢を堅持していきたいと思います。
第三は、残念ながら今国会も政治と金の問題は取り上げざるをえません。
不心得者は厳しく断ずる姿勢で臨みたいと思います。ただし、上っ面だけで
終わるのではなくて、政官業の構造的な腐敗の問題にメスを入れていきたい
と思います。小泉さんは衆参の施政方針演説の一本化などを国会改革・政治
改革などと言っていますが、そんな薄っぺらな話ではなくて、本質に迫りた
いと思います。
第四は、野党共闘の重視です。野党間で緊密に連絡を取り合い、もちろん
基本政策の違いにより採決で異なる対応をすることがあるかもしれませんが、
お互いの立場をわかった上で、それまではしっかりと協力し合っていきます。
第五は、小選挙区比例代表並立制という制度をとる以上、党首同士の戦い
は大事です。今回の予算委員会の冒頭でも菅代表に立っていただきましたが、
予算委員会のみならず重要広範議案のかかる委員会でも、どんどん党首に登
場していただき、大将が大将を追いまわすといった戦う国会にしていきたい
と思います。
はからずも、小泉首相は23日の予算委員会審議において、菅代表から三つ
の公約違反を問われ、「この程度の約束違反は大したことはない」と答弁し
ました。靖国神社8月15日参拝という一政治家としての国家観・歴史観に関す
る問題、そしてペイオフ完全実施という国際公約、さらに国債発行枠30兆円
という財政規律の根幹に関する問題、いずれも小泉さんご本人が確信をもっ
て公約したと皆が思っていました。それが「この程度」と言われてしまうの
だったら、この人こそ「この程度」なのかと思わざるをえません。
大胆かつ柔軟にというのが得意のセリフですが、「大胆」の意味は「大雑
把」、「柔軟に」というのは「貫くものがない」ということがよくわかりま
した。このような小泉首相の姿勢を事あるごとにしっかりと暴き出していき
たいと思います。
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■「特殊法人改革の推進と、新しい産業の創出」
鈴木康友(すずきやすとも・衆議院議員・民主党・静岡)
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昨年「力を入れている政策」の中で、財政の問題を取り上げました。日本
の借金体質は、加速度的に悪化しています。この状態を改善するためには、
長期的には地方分権の推進など、統治のしくみを変えるしかありませんが、
それまで手をこまねいているわけにはいきません。
少しでも事態を改善するために、国の支出を減らすことと国の収入を増や
すことの両面で、あらゆる努力をしていかなければなりません。財政の改善
には魔法はありません。支出を減らすか、収入を増やすかしかないわけです。
特に無駄な支出を減らすことは重要です。
(1)特殊法人改革の推進
そこで今年は無駄な支出の温床となっている特殊法人改革を推進していき
たいと思います。小泉首相も昨年、特殊法人は廃止するか、民営化するか、
残さなければならないものは独立行政法人化するかの、三つの方法で改革す
るという方針を出されました。しかし、しっかり監視しながら改革を進めて
いかないとすぐに骨抜きにされてしまいます。
例えば昨年、特殊法人改革の第一弾として石油公団改革が行われました。
私たちは、石油公団はその使命を終えているので廃止し、必要な油田開発な
どは民間企業に任せればよいという主張をしました。結論として石油公団と
いう組織はなくなることになりました。
一見表面だけ見れば改革は進んだように見えます。しかし実態は、人も仕
事も権限も、そっくり金属鉱業事業団というところに移し変え、金属鉱業事
業団は、独立行政法人として残ることになりました。中身は改革と程遠いも
のです。
こうした巧妙な手口で改革の空洞化が進んでいます。しっかり監視しなが
ら特殊法人改革を進めていきたいと思います。
(2)新しい産業の創出
無駄な支出の削減と同時に、収入を増やすことも考えなければなりません。
国の収入はいうまでもなく税金です。収入を増やすということは税金を増や
すということですから、単純に考えれば増税ということになりますが、無駄
の削除も中途半端な状態で、増税などとても国民の皆さんの理解を得られま
せん。
それよりも停滞する日本経済を活性化させれば、税収は増えます。従って
今年は本格的に経済対策を行って、日本経済の建て直しをしなければなりま
せん。
その中で私が特に力を入れたいのが、新しい産業の創出です。アメリカは
1980年代、発明特許などの知的財産を国家が戦略的に保護、育成し、新規産
業を次々に創出、経済を建て直しました。日本も昨年ようやく知的財産基本
法が成立し、国が知的財産を育成、新規産業に活用する素地ができました。
また文部科学省の知的クラスター計画や経済産業省の産業クラスター計画、
さらに経済特区制度など、産業創造に国をあげての取組みも始まっています。
こうした前向きな政策を強力に推進し、新しい産業を育成しながら日本経済
を建て直していきたいと思います。
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読者からの質問に答えます 春名直章(共産党・衆議院議員・比例四国)
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読者から春名議員への質問に対して、回答が届いたので紹介します。質問
は、要点のみ抜粋してあります。
Q:春名直章氏のイラク戦争ストップ。国民の大半はそう思っています。でも
それをどう表わしたら良いのでしょうか?
A:国会議員としてできることはすべてやります。
まず論戦のなかで政府の姿勢をつめることです。21日の補正予算の本会
議審議では、「イラクが査察を受け入れることが大切」というだけで、肝心
のイラク戦争ノーといわないのです。このアメリカ追随の異常な姿勢を国民
に大きく知らせていきたい。
運動にもどんどん参加します。20日も国会で「有事法制反対、イラク攻
撃反対」の院内の集会が開催されました。私も参加して決意をのべました。
志位委員長、土井委員長も参加して決意表明しています。
国民のたたかいをできるところから広げましょう。マスコミには投書もし
て、運動をもっと紹介してと訴えましょう。またすんでいらっしゃる地域で
さまざまな声をあげていきましょう。
Q:有事立法ですが、あなたは有事が生じた場合どう対処しようとしています
か?具体的にのべてください。ただ反対では答えになっていません。
A:一言でいえば、日本への武力攻撃がおこらないように、憲法9条に基づい
て平和外交に総力をあげるということです。
「もしどこかの国が攻めてきたら」との不安があるかもしれません。しか
し前防衛庁長官も「日本に攻めてくる国は3年から5年のタームでは考えら
れない」といい、外務大臣や総理も「ただちにどこかの国が攻めてくるとは
考えにくい」旨発言しています。
いま現実の危険として直視すべきは、日本にある米軍基地の存在です。ア
メリカがイラクなどさまざまな国に攻撃したり、紛争に武力で介入した際、
その出撃拠点として在日米軍基地がつかわれ、それが狙われるということが
現実の危険ですし、また、憲法に違反してどんどん自衛隊が海外で行動する
ようになっている。そこでなにかが起こる、こういう可能性がもっとも現実
的ではないでしょうか。
こうした事態がおこらないように全力をあげる、つまり米軍基地の撤去、
アメリカいいなりの根拠・安保条約の廃棄がゆるぎない平和への重要な条件
だと考えます。
テロ、不審船対策は、海上保安庁、警察力の仕事であり、ある程度の機能
充実も必要でしょう。
実は、いま出されている有事法制は日本国民を守るためのものではありま
せん。海外で展開している自衛隊がアメリカとどんぱちをおこなうときに、
国民も自治体も指定公共機関も動員できるというしかけになっているのです。
その本質をよく見極めていただけたらと思います。
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編集後記 弘中百合子(ロゼッタストーン)
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昨年は、所属政党を離れて無所属になったり、新しい政党に参加する議員
があいつぎました。山村議員は、民主党代表選のゴタゴタ時に「離党表明」
し、無所属になりました。政治活動が不自由になるのは覚悟の上でしょうか
ら、ぜひ、頑張ってもらいたいものです。
ただ、政治家が途中で政党を辞める(or 変わる)ことについては、賛否
両論あると思います。みなさんは、選挙の際、人物重視で投票しますか?そ
れとも、政党重視で投票しますか? ご意見をお聞かせください。
野田議員は民主党の国対委員長に就任。ある辞典では、「国会対策委員会
というのは、国会の場で調整できなかった問題を秘密のうちに調整するとこ
ろ」と紹介してありました。若手が就任したことで、国会対策委員会の現場
の雰囲気も変わったのでしょうか。実際にどんなお仕事をされているのか、
どのくらい権限があるのか、機会があれば聞いてみたいと思います。
みなさまからのご意見、ご質問は、「未来総理」に転送しています。回答
する、しないは、議員の判断にまかせていますが、傾向として、
1)質問したい議員の名前をはっきり書く
2)自分の身分・氏名をなのる
3)口汚い言い方は避け、最低限のマナーをわきまえた文章にする
と、回答が返ってくる確率が高いような気がします。(保証はできませんが)
「今年の公約」を一通り紹介したあとは、気になる「防衛論」を語っても
らう予定です。
ご意見、ご質問は
souri@rosetta.jp までお願いします。
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次号予告
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次号の発行は2月3日です。
達増拓也議員(自由党)・丸谷佳織議員(公明党)・
樽床伸二議員(民主党)が登場します。
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未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」に参加してくださったのは、次の19名(敬称略)の方々です。
◇衆議院
石破 茂(自民党・鳥取) 上田 勇(公明党・比例南関東)
植田至紀(社民党・比例近畿) 大村秀章(自民党・愛知)
近藤昭一(民主党・愛知) 鈴木康友(民主党・静岡)
達増拓也(自由党・岩手) 樽床伸二(民主党・大阪)
野田佳彦(民主党・千葉) 春名直章(共産党・比例四国)
細野豪志(民主党・静岡) 丸谷佳織(公明党・比例北海道)
山井和則(民主党・比例近畿) 山村 健(無所属・比例東海)
◇参議院
荒木清寛(公明党・比例) 有村治子(自民党・比例)
小池 晃(共産党・比例) 福島瑞穂(社民党・比例)
宮本岳志(共産党・大阪)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。
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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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