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「ワープロ難民」とは、すでに生産中止になった「ワープロ専用機」を探す人々のこと。いまだに「親指シフトでなければ」というオアシス族も、企業や役所の中高年には多いとか。
最初からパソコンがあたり前だったアメリカ社会では「ワープロ専用機」は、ほとんど普及しなかったので、word-processor と言うと、 MS Word や Word Perfectといった「ワープロソフト」を指すことがほとんどです。また「難民」を直訳してrefugee(レフュージー)と言っても、 これは「母国を追われた人、母国で住めなくなった人」ですから、これではニュアンスが伝わりません。 従って、「ワープロ難民」はかなり説明的に訳す必要があります。たとえば、 He is a loyal user of the outdated word-processing machine which is no longer manufactured, and he desperately shops around to find one. 訳:彼はもはや製造されていないワープロ専用機の熱心なユーザーで、今でも店を回って必死に探している。 これでは長すぎて、くどいと感じる方のために、He is a fossil.という表現もご紹介しておきましょう。fossilは「化石」という意味。 「考え方や行動様式が古くて時代遅れになった人」という意味で用いられます。ワープロだけではなく、他の面でも、時代に取り残されているようなら、 これがぴったりかも知れません。 |
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