第8回 「毎日何をすればいいのかわからない」という女性をコーチ!
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生田さんの悩みが次々と露呈したが、本間さんによるコーチングの効果を最大限に得るため、何を解決したいかを1つにしぼることとなった。 そして生田さんは、"毎日を充実させるにはどうすればよいか。自分にとって何が楽しいのか"をコーチングしてもらうことになった。
そういって本間さんは、黒板に1週間のスケージュール表を書き、生田さんに1週間のスケジュールを書き込んでもらった。
生田さんは書き終えたが、大学とバイト以外は犬と遊ぶか、だらだらしている時間が多いようだ。いずれにも△マークをつけている。
そして本間さんは生田さんにタイム・デザイン(時間をビジュアルにデザインしていく。マネジメントではない)について説く。 1週間を168時間と考えていき、1日1日のスケジュールを書いていくと、意識して時間を有効につかえるという。 多くのサラリーマン、OLは週5日働いている。休みが2日しかないと思うと時間がないと感じるが、 1日1日をタイム・デザインしていくことで、自分の自由時間をより有意義に過ごすプランを考えることができるという。 1週間は1万80分。本間さんは、この1週間の内の半端な80分で、何かスペシャルなイベント(物を捨てる、運動するなど) をする80分メニューというものを提案しているそうだ。
こうして約10分間のセッションで生田さんは、洋楽を聴いて歌えるほど覚える、電車の中から景色をみて英語で実況中継してみる、 など、12時間のうち3時間は楽しく英語を勉強することに決めた。だらだらしている時間は、 特別にこだわりがなく趣味がほしいと思っているので、趣味作りも兼ね、 興味がある食べ物やピアノに関する映画(ビデオ)を大学の空き時間に見ることにしたのだった。
そして生田さんは、興味がある会社をピックアップし、自分にとっていい点、悪い点を、表をつくってまとめることにした。 ついでに表にまとめる上で、エクセル(表計算ソフト)も勉強することにした。
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本間 正人(ほんま まさと) : NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授(ビジネスコミュニケーション担当)、NPO法人日本コーチ協会理事、国際コーチ連盟(ICF)プロフェッショナル認定コーチ(PCC)。 1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・ 講演活動を展開している。主なテーマは、学習学、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、ライフ・アンド・ワーク・ハーモニー、など多岐にわたる。2002年4月〜9月 NHK教育テレビ「英語ビジネスワールド」講師。週刊TVガイドなどにコラム連載中。主な著書に 「入門ビジネス・コーチング」(PHP)、「コーチングに強くなる本」(PHP)、「TOEICTESTプログレッシブ単語力」(共著、小学館)、「よい政治家の見分け方」(ディスカウ゛ァー21)、「英語で鍛えるロジカルシンキング」(日経BP)、「人を育てる叱りの技術」(ダイヤモンド社)など多数。 http://www.homma.com/ (本間正人個人ホームページ) http://www.learnology.org/ (学習学協会ホームページ) |
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