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「今日の夕食、何を作ればいいんだろう・・・」。そう思って頭を悩ませているあなたは善い人です。なぜなら、食卓へ集う者たちに幸福なひとときをもたらさんがため、自ら苦しみの中に答えを見出そうとしているのですから。このブログは、そんな愛ゆえに迷える子羊たちの道しるべ。何を作ろうかと悩んだ人は、チラッとのぞいて見てください。あなたが望んでいた、お手軽&愉快な料理のレシピが待っています、PER-HAPS、MAYBE!
| | こりゃまた、禍々しいCMを作ったな〜と思ったら、やっぱりネット上ではかなり話題になっているようであります。なにかというと、塩野義製薬とアストラゼネカによる、動脈硬化性疾患発症抑制のための啓発キャンペーン「動脈硬化は自分で気づけない。」のCM。 電車の中で座っている男性が、ふと見ると、近くに立っている別の男性の背中に血管のイラストが貼ってあって、その血管が黒く埋まると、その人は胸を押さえて倒れてしまう。さらには、自分も・・・。 という映像が、ちょっと気色の悪い曲とともに流れるヤツですな。 書き込みには「怖い」「気持ち悪い」という声が多々、寄せられています(「曲の名前が知りたい」というのも、それに劣らず多いんですが)。 実際、コレステロールとか中性脂肪の値が高い人にしてみたら、あれはリアルに怖く感じるはず。とはいえ、もともとのキャンペーンの目的が、動脈硬化の怖さを認識せず、自堕落な生活習慣におぼれている人たちの心胆を寒からしめることなんで、「怖っ」と思うくらいがちょうどいいんでしょう。動脈硬化をはじめとする生活習慣病は、完全に手遅れというくらいまで進行しないと自覚症状が出ないものですしね。 もし、旦那がメタボ体型で心配な奥様は、食事のとき、このCMの曲を流しておくと、旦那の食べすぎ、飲みすぎもかなり抑えられるんじゃないかと思います。 このCM、好むと好まざるとに関わらず、10月16日まで流れるようなので、まだ見ていない人はぜひご覧あれ。
さて、怖がらせるだけではコレステロール値は変わらないので、今回は緑黄色野菜たっぷりでコレステロール低減に役立つ、夏の料理をご紹介しておきましょう。
「古代ローマ風ラタトゥイユ」
材料 ●タマネギ/1個 ●ナス/1本 ●ズッキーニ/1本 ●ニンジン/1本 ●パプリカ/1個 ●サヤインゲン/5〜6本 ●ニンニク/1片 ●トマト水煮缶/1缶 ●オリーブオイル/大さじ3〜4杯 ●ナンプラ(もしくはニョクマムでもOK)/大さじ1〜2杯 ●塩/適宜
【作り方】 @ニンニクを叩き潰して、小さく刻む。タマネギ、ナス、ズッキーニ、ニンジン、パプリカは1cm角に切る(面倒だったら、ひと口大くらいに乱切りするだけでもかまいません)。 Aフライパンを中火にかけてオリーブオイルを熱し、ニンニクを入れる。 Bニンニクの香りが立ってきたらタマネギを加え、透き通ってくるまで炒める。 Cそこにトマトとサヤインゲン以外の野菜を加え、全体を混ぜながらズッキーニの表面に薄く焦げ目が付くくらいまで炒める。 Dトマトをつぶしてナンプラとともにフライパンに加え、焦げ付かないようにときどき混ぜながら弱火で15分くらい煮る。 E塩気が足りないようなら、塩を加えて味を調える。 F器に盛り、軽く塩ゆでして1cmの長さに切ったサヤインゲンを散らせば出来上がり(サヤインゲンは他の野菜と一緒に煮てもいいのですが、こうすると色が鮮やかできれいです)。
ちなみに、なんでこれが「古代ローマ風」かというと、理由は味付けにナンプラ(魚醤)を使っているから。ナンプラはタイの調味料ですが、古代ローマ時代にはこれと同様、魚を塩漬け・熟成して作った「ガルム」という調味料が使われていたのであります。古代ローマ時代の美食家、アピキウスもガルムを愛好していたそうで、当時は味の決め手となる重要な調味料でした。そんなガルムをラタトゥイユに使ったらこうなる、という想定で作った料理なので、強引ですが「古代ローマ風」とした次第。 件のガルムは現在も南イタリアのごく限られた地域で僅かに生産されていますが、それを入手するのはたいへんなので、代わりにナンプラを使っております。トマトの風味とナンプラは意外なほどよく合うので、一度お試しを。 2010/08/31 |
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| | この夏はどこかに出かけるということもなく、家でダラダラ過ごしている間に、8月も下旬となってしまいました。そんな、味も素っ気もない夏を送る中で、ひとつだけささやかな楽しみとしてハマッているのが、ぬる〜い風呂。体温よりちょっと低いけれども、手足の先よりは少しだけ高いくらいの、微妙な温度の湯にダラーッと長時間つかるのが、日課になっているのであります。これが、体はややひんやり、指先はほんのり温かという具合で、気持ちいいこと、このうえありません。 文字通り、ぬるま湯につかる毎日というわけ。そう聞くと、あまり印象がよくないですが、気持ちよく涼が取れて、お金もかからず、省エネで地球環境にやさしいのだから、ぬるま湯おおいにけっこうと申せましょう。 で、風呂から上がれば、当然、風呂上りの一杯ということになります。そこで酒のつまみにはもちろん、ご飯のおかずにもピッタリの一品をご紹介。
「枝豆と豚肉の高菜風味炒め」
材料(4人分) ●枝豆/300g。冷凍でも昨日の残りものでもOK ●豚肉/300g。部位はどこでもいいです。さっぱり味がよければモモ肉、コクのあるのが好きならバラ肉か肩ロースがいいでしょう。 ●高菜の漬物/100gくらい。 ●ゴマ油/大さじ2杯。 ●ニンニク/1片 ●塩・コショウ/軽くひとつまみ程度 ●醤油/ひとたらし
【作り方】 @豚肉はひと口大に切って、軽く塩・コショウしておく(面倒でなければ、太さ3〜4mmの拍子木切りにすると見栄えがよいです)。枝豆を全部、サヤから出す。ニンニクは叩き潰して、小さく刻む。高菜も小さく刻んでおく。 Aフライパンを強火にかけてゴマ油を熱し、ニンニクを入れる。 Bニンニクの香りが立ってきたら豚肉を加えて、手早く混ぜながら表面が白っぽくなるまで炒める。 Cそこに高菜と枝豆を加え、全体をよく混ぜて味をなじまる。 D醤油をたらして、再度ザッと混ぜれば完成。
高菜はものによってかなり塩気に差があるので、味見して量を決めてください。作ってから、どうしてもしょっぱいと思ったら、溶き卵を加えてとじてしまいましょう。これはこれでなかなかいけます。 2010/08/20 |
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| | 「今年の夏は猛暑です」と、テレビを見れば、どの気象予報士も××の一つ覚えみたいに、そう繰り返しております。しかしまあ、ぶっちゃけた話、「お前なんかに言われなくたって、暑いのくらいわかっとる」と思っている次第でありまして。 ほっといても暑いところへ持ってきて。「今日は暑い、明日も暑い、来週も暑い」などと繰り返されたら、聞かされるほうは暑いうえに、うっとうしくて、腹が立つことくらいわからんのか、と言いたいですな。 明日の天気がわかるより、人の気持ちがわかることのほうが大事。 そんなことを思う、猛暑の今日この頃であります。 それはともかく、今回もナスの料理をばご紹介。前回の料理とはまったく別物の味で、ワインには実によく合います。買ってきたナスが一度で食べ切れなかったときは、ぜひこっちもお試しを。
「南欧風ナスのオリーブオイル和え」
材料(4人分) ●ナス/4〜6本。前回も書きましたが、ナスを買うときはヘタに生えているトゲが指に刺さるようなヤツを選んでください。トゲが鋭いのはナスが新鮮な証拠です。 ●カテージチーズ/100g ●オリーブオイル/大さじ3〜5杯。オリーブオイルが好きな人は、ドバッと入れてください。 ●塩/小さじ2杯くらい。 ●おろしニンニク/小さじ半分くらい ●コショウ/少々
【作り方】 @ナスを洗ってヘタの部分を切り落とし、フォークで全体にプスプスと穴を開ける。 A焼き網を強火にかけ、直火で一気呵成にナスを焼く。 皮全体が黒焦げになって、フォークで刺した穴からシュワシュワと泡が出てくるまで、しっかり火を通す。 Bナスが焼けたら、熱いうちに皮をむいて細く裂く。楽に皮をむくコツは、全体をしっかり焼くことと、へたじゃなくてお尻のほうからむくこと。水道の水を少し流して指先を冷やしながら、がんばってむきましょう。 Cナスにおろしニンニク、塩、コショウ、オリーブオイルを加えて全体を混ぜ合わせる。冷蔵庫でよく冷やしてから、器に盛り、カテージチーズを乗せれば出来上がり。
焼いて皮をむいたナスにおろしショウガと削り節を乗せ、醤油をかければ、ごくまっとうな焼きナスになります。なお、「ナスを焼いて皮をむくのが面倒だ」「うちはオール電化でIH調理器しかありません」とおっしゃる方は、ピーラーで皮をむいたナスを水にくぐらせてラップに包み、電子レンジで加熱してもいいでしょう(ナス1本当たり1分半くらい)。ただ、焼きナスにしたほうが、独特の香ばしい風味があっておいしいと思います。 2010/08/09 |
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ダミアン・高島(本名・高島英治) : 1963年3月18日、愛知県瀬戸市生まれ。中学生の頃から料理に凝り始め、大学卒業後は喫茶店、インド料理店、イタリア料理店などを転々とする。予備校の校内誌で受験生向け夜食レシピを書いたのをきっかけにライターへ転進。酒・料理の分野を中心とした文章を手がけ、現在に至る。仲間うちでは自転車バカとしても有名。 |
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