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ロゼッタストーン日記

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第26部 「体力をつけよう!」


女編集長起業奮戦記
ロゼッタストーン日記
ついに書籍化!
「ロゼッタストーン日記」第1部(ロゼッタストーンは本当に創刊できるのか)が、
『女編集長起業奮戦記』という本になりました!
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今年、ロゼッタストーンはいよいよ創立25周年を迎えます。なんと四半世紀! 超低空飛行ながら、よく続いたものだと思います。これも、株主様、スタッフの皆様、著者の方々、読者の皆様、取引先の皆様、家族や友人・知人などなど、多くの人がロゼッタストーンを応援し、見守ってくださったおかげです。心より感謝しております。ロゼッタストーンはまだまだこれからも頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。。

ロゼッタストーン 弘中百合子


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◆「くまげ応援キャンペーン」開催中!…11月15日日記
今年で4回目の「くまげ応援キャンペーン」。一度利用した人は、楽しみにしてくれているようで、11月11日13時に特設サイトをオープンすると、オープンを待っていたかのように、次々に期間限定のネットショップに注文が入った。確実にお得意様が増えている感覚がある。

が、参加事業所も増え、必要事項の伝達や書類の送付先などが増えるにつれ、痛感してしまうのが、自分の事務能力のなさだ。これが、事務能力にたけた人なら、おそらく私の5分の1くらいの時間で、パパパッと処理できると思う。あるいは、IT技術にたけた人なら、さまざまな作業を自動化し、もっと効率よく短時間でいろんなことが処理できるだろうと思う。

ところが私ときたら、自分でもなぜかわからないくらい時間がかかる。特にネットショッピングの運営! お金がからむし、他店舗の商品だし…と思うと、いやでも慎重になってしまう。注文確認連絡、入金連絡、発送連絡、郵便振替用紙の送付、事業所への連絡…、何をどこまでやったんだっけと、確認に時間がかかるのだ。

先日50代の知人が「以前は同時にもっといろんなことができていたのに、今はできなくなった」と嘆いていたが、年齢を重ねるっていうのは、そういうことなのかしら。ま、私の場合、もともと同時にいろんなことはできないんだけどね。

※「くまげ応援キャンペーン」、早いところではもうクーポンが定員に達しています。お目当ての店がある方はお早目にどうぞ。

https://kumagechoushokokai.com/ouen/


『下松市平成の記録』は「下松市成功の記録」(11月5日日記)
ロゼッタストーンも少しお手伝いした『下松市平成の記録』が完成した。これは、下松市市制施行85周年記念として、下松市が制作したもので、平成時代からこれまでの主な出来事が、写真をたっぷり使って紹介されている。下松市の記者発表資料はこちら。
https://www.city.kudamatsu.lg.jp/chiiki/kouhou/documents/1104_kudamatusiheiseinokirokuhannbai.pdf

編集の実務を主に担ったのは、オフィスアミノの網野ゆかりさん。私が以前勤めていた会社の後輩にあたる。長年山口県で歴史ライターとして活躍してきた人なのだが、彼女がとてもいい仕事をしているのだ。下松市で生まれ育った彼女の「下松愛」と、長年歴史にたずさわってきた「経験」、生まれ持っての「センス」が生かされ、公的な発行物としては、これまでにない仕上がりになっている。下松市にとって、彼女のような人物が地元にいるのは、ラッキーなことだった。

個人的には、合併を振り返った「平成の大合併と下松市」が非常に面白かった。私はちょうど平成の30年間、山口県を離れていたので、初めて合併をめぐる詳しい流れを知った。周南市は徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町の2市2町が合併して生まれたのだが、当初は光市・下松市・田布施町・大和町を加えた4市4町案だった、その後、徳山市・下松市・光市・熊毛町・鹿野町の3市2町でほぼまとまりかけていたところ、下松市長の交代もあり、下松市が離脱するのだ。

下松市はその後大きく発展し、令和2年の国勢調査では県内で唯一人口が増加。東洋経済新報社が発表する「住みよさランキング」で全国10位になったこともある(令和3年)。
いまにして思えば、下松市にとっては離脱が大正解だったのだが、当時は政府が強力に合併を後押ししていた時期だ。よく離脱に踏み切ったと感心する。慎重派の市長を選んだ下松市民も賢かった。

わが熊毛町も、合併をめぐって住民投票が行われたことがあったらしい。地元から離れていて、その熱気を感じられなかったのは、ちょっと寂しい。

『下松市平成の記録』にたずさわって感じるのは、やはり、地方自治ではリーダーが大事だということ。当時は画期的だった大規模なショッピングセンター「ザ・モール周南」も、西友が向こうから進出してきたわけではなく、下松市の顔となる「シンボルゾーン」を作ろうという構想のもと、下松市が誘致していたのだ。「ザ・モール周南」によって人の流れが変わり、いつの間にかこのあたりの商業の中心は「徳山」ではなく「下松」になった。

『下松市平成の記録』は、「下松市成功の記録」でもある。下松市民はもちろん、地方自治に関心のある人にもおすすめだ。
※定価3,000円。下松市役所5階生涯学習振興課窓口、下松中央公民館(ほしらんどくだまつ内)で販売中です。


◆くまげ応援キャンペーン4,来月開催です…10月25日日記
ロゼッタストーンが運営を委託されている熊毛町商工会の「くまげ応援キャンペーン」。11月11日から4回目のキャンペーンが開催される。初回は2021年、新型コロナの影響で疲弊している事業者への対策として実施された。参加事業者は20業者だった。

おかげさまで好評で、年々参加者が増え、今年は42事業者が参加している。熊毛町商工会の会員は、約200事業者なので、4分の1強といったところか。当初は飲食系が中心だったが、いまや家電関係、車関係、建築関係、理美容関係、ペット関係、カルチャー系など、かなり分野も広がってきた。手を挙げた事業者はすべて参加できるのが、小さな団体の良いところだ。これが何百社も参加するようなところだったら、とても細かいフォローはできないだろう。

熊毛のいろんな業者さんと打合せをする関係で、私自身も熊毛のお店に詳しくなってきた。これは、ちょっとした役得かもしれない。先日は、キャンペーン参加者の大工さんに仕事をお願いし、建付けが悪くなっていたふすまや障子を調整してもらった。古い家でだんだん歪みが出てきたのか、完全に閉まらないところがあちこちにあったのだ。それがいまや、スーッと滑るように開閉できる。さすが大工さんだ。親が「これはなかなか直らない」と言っていたので、そんなものかと思っていたが、半日くらいの作業で、家中の扉が回復した。もっと早く頼めばよかったなあ。

熊毛の中の貴重な店や事業所がなくなってしまったら、将来困る。「くまげ応援キャンペーン」は将来の私のためでもあるのだ。

お得がいっぱいの「くまげ応援キャンペーン」は11月11日から。ぜひ熊毛に遊びにきてくださいね。遠方の方は、「ネットショッピング」で熊毛名物が買えますよ。


◆チャットGPTが書く読書感想文…10月15日日記
最近、チャットGPTのお世話になる機会が増えた。質問をすると、とても丁寧に答えてくれるので、本当に会話をしているような気分になる。このまま発展していくと、お年寄りとの会話や、子守りなど、ロボットでもできるようになるんじゃないだろうか。

チャットGPTに「初めての文章を読んで読書感想文が書けますか」と聞くと、「はい、初めての文章を読んだ後でも、読書感想文を書くことができます」とのこと。下記のようなポイントを考慮して感想をまとめるそうだ。

概要の要約: 文章の内容を簡潔にまとめ、何が書かれていたかを説明します。
印象や感想: 読んだときに感じたこと、心に残った場面やテーマについて考察します。
作者の意図: 文章から作者が伝えたかったメッセージやテーマについて考え、それがどのように表現されているかを述べます。
自分の意見: 自分自身の経験や価値観と関連づけて、どう感じたかやどう解釈したかを述べます。
まとめ: 全体を振り返り、総括としてこの作品が自分にとってどんな意味を持つかをまとめます。

「どうやって自分の経験や価値観と関連づけるのですか」と聞くと「とても良い質問ですね!」とほめられ、「私がサポートできるのは、一般的な視点から物語やテーマに対してどう感じるかの例を提供することです。たとえば、作品に出てくるテーマが『友情』や『困難の克服』だった場合、一般的な人がどのようにそのテーマに共感するか、またそれがどんな経験に結びつけられるかを示すことができます」と教えてくれた。

上手な感想文を書くんだろうなあ。いつかロゼッタストーンが発行した本を読ませて、感想を教えてもらおうかしら。


◆「未来総理」から2人目の総理大臣誕生!…10月5日日記
先日総理大臣に就任した石破茂氏は、ロゼッタストーンが2002年に創刊した超党派の若手国会議員メルマガ「未来総理」(2006年まで発行)の初代メンバー。「未来総理」メンバーが総理大臣になるのは、野田佳彦氏に続いて2人目だ。お祝いに当時の石破氏の文章を掲載します(この頃は防衛庁長官に就任したばかりだった)。


■「有事法制の整備と、真に実効性を発揮しうる防衛力の整備」
         石破 茂(いしばしげる・衆議院議員・自民党・鳥取)
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高い志あって政治家をめざしたわけでは決してない。政治家の家庭に育った私は、むしろ自分が政治家となることに否定的であったように記憶している。それがなぜ政治家になったかと言えば、参議院議員であった父が昭和56年に他界した折、父の親友でもあった田中角栄元総理から強い勧めを受けたから、というのが本当のところである。もちろん、最終的には自分で決断をしたことであり、田中元総理にその責任を転嫁するつもりは毛頭ないが。

政治家として何をすべきかが自分の中で明確になったのは、消費税導入と湾岸戦争が大きな契機であった。「たとえそのときは有権者に歓迎されないことであっても、国にとって必要なことを説得し、実行するのが政治の務めである」「冷戦後の日本はそれ以前の対米従属から脱し、自らの戦略を構築していかねばならない」そのような思いである。

私が安全保障問題をライフワークとして掲げるようになったのはこのような理由によるものである。

戦後半世紀あまり、我が国は平和を論ずる際に、とにかく戦争を憎み、そこから目を背けること、そして平和の尊さを訴え続けることこそが、その本質とされてきたのではなかったか。

しかしながら、残念なことではあるけれども、現実の世界は日本国憲法前文に謳われているような平和を愛好し公正と信義にみちみちた人々ばかりで出来ているわけではない。我が日本人が民主主義の下、享受している様々な権利や自由、そして福祉など、すべて国家の存在が前提であればこそである。

その国家が危機に瀕することのないためになにをすべきか。大切なものはそれに見合う努力によってこそ守られる、という実に当たり前の発想を我が国において確立することの必要性を痛感するものである。

具体的には、有事法制の整備であり、真に実効性を発揮しうる防衛力の整備である。さらには、自衛隊とはいったい何なのか、との基本的な問題も解決をみなければならないものと考える。

我々はこれらの課題を正面から国民に向けて語りかけては来なかった。しかし今や多くの国民がそれに耳を傾ける環境が醸成されつつあるように思う。このたび防衛庁長官を拝命したが、まさにこのような思いの下、全力を尽くしたいと願っている。

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この頃は、かなりタカ派のイメージが強かったけれど、20年以上経つと、もっとタカ派的な人がいっぱい出てきて、石破氏はいつしか穏健なイメージに。時代が変わると評価も変わるのね。

ついでに、「未来総理」創刊の頃のメンバーがいまどうなっているか、調べてみた。

【自民党】
 有村治子→現・自民党参議院議員 元女性活躍担当大臣ほか
 石破 茂→現・自民党総裁・総理大臣 衆議院議員
 大村秀章→現・愛知県知事
【公明党】
 荒木清寛→元・参議院議員
 上田 勇→現・参議院議員
 丸谷佳織→元・衆議院議員
【民主党】  
 近藤昭一→現・立憲民主党 衆議院議員
 鈴木康友→現・静岡県知事
 樽床伸二→元・民主党衆議院議員 元総務大臣など 
 野田佳彦→現・立憲民主党代表 元総理大臣 衆議院議員
 細野豪志→現・自民党衆議院議員 元環境大臣など
 山井和則→現・立憲民主党 衆議院議員
 山村 健→元・民主党衆議院議員 
【共産党】
 小池 晃→現・共産党書記局長 参議院議員 
 春名直章→元・共産党衆議院議員
 宮本岳志→現・共産党衆議院議員
【社民党】
 植田至紀→元・社民党衆議院議員
 福島瑞穂→現・社民党党首 参議院議員
【自由党】
 達増拓也→現・岩手県知事

総理大臣1名、立憲民主党代表1名(元総理大臣)、共産党書記局長1名、社民党党首1名、愛知県知事、岩手県知事、静岡県知事、その他現役国会議員6名、現在議員ではない方6名。

「未来総理」をめざしたみなさん、まあまあ頑張っているではありませんか。


◆書店が変わると出版社はどうなる?…9月25日日記
世の中では「本離れ」が進んでいるようだ。文化庁が17日に公表した「2023年度 国語に関する世論調査」によると、本を月に1冊も読まない人が6割を超えているとのこと。みんなスマホをチェックするのに忙しいものね。

書店の数が年々減少しているというのは、ロゼッタストーンを創立した頃(25年前!)から言われている。昔ながらの小さな町の本やさんは次々に閉店してしまった。最近は、カフェを併設して、本を読みながら食事もできるスペースを提供する書店が登場している。本ではなく「本のある空間」を売ろうというわけだ。

本を自由に選べて、カフェでゆっくり読んで、時間をつぶして帰っていく。のんびりゆったり、優雅な時間。いいスペース。私も行きたい。

だが、出版社の立場の私は首をひねる。はて? 本にパスタのしみがつかないかしら? ただで読めるんだったら、買わないんじゃない?  つい悪い想像をしてしまうのだ。

本は基本的に委託販売なので、売れ残った本はそのまま返ってくるのである。書店はカフェで儲けることができても、出版社には、どどーんと、シミだらけの本が返品されてくる…なんてことにはならないだろうか。

書店が「本のある空間」を売ることで生き残りをはかるなら、カラオケボックスみたいに、カフェに持ち込んだ本1冊につき何円かが、出版社と著者に入る仕組みにならないかなあ。電子書籍なら可能かも。でも、それなら本人がスマホで好きな電子書籍を読めばいいだけで、わざわざブックカフェに行く意味ないわよね。

出版社としてはやはり、「何がなんでも手にいれたい」と思うような質の高い本をつくるしかないのだ。地道が一番。


◆「外」から見た山口県…9月15日日記
先日のロゼッタストーン25周年記念イベントに10人ちょっとの人が県外から来てくれたのだが、彼らからの感想で「なるほど」と気づかされることも多かった。

愛知県から来た男性は、徳山駅で降り立ったが、ホテルの位置などを示す案内板が見つからず、駅員に聞いたら駅員がスマホで調べてくれたとのこと。徳山駅周辺には、新しくビジネスホテルがいろいろ建ってるから、地元民もよくわかっていない。確かに案内板があると便利だろうなあ。

滋賀県から来た男性は、道案内の仕方が山口県は独特だという。「あなたに聞いても、ホテルの人に聞いても“駅の反対側ですよ”とまったく同じ言い方をされた。自分が知りたいのは、海側なのか、山側なのか、右側なのか、左側なのかということ。“駅の反対側”ではわからない。これは山口の方言だ」ですって。在来線側と新幹線口側しかない駅だから、地元民だと「反対側」で通じるけど、他県から来た人は戸惑ってしまうようだ。なるほど。気を付けよう。

栃木県から来た男性は、「周南市の太華山に徒歩で登ったら、眺めがよかった」という。ちょっとした山歩きが好きな人は、太華山にも登ってくれるのか…。私は登った記憶がない。車でも登れるらしいから、こんど行ってみようかな…。

神奈川県から来た女性は、周南市の高瀬峡に行ったという。高瀬峡は周南市の西のほうにある渓谷。私が住む八代は周南市の東側なので、まだ行ったことがない。そうか、今年は高瀬峡に紅葉を見に行こうかしら。

東京から来た女性は、帰りに広島県大竹市(山口県に近い)の下瀬美術館に寄ったという。下瀬美術館は、2024年「世界で最も美しい美術館」に選出されたそうだ。選出された7施設の中の3施設に対して、11月下旬に最優秀のベルサイユ賞、内装特別賞、外装特別賞が発表されるのだとか。勉強不足で知らなかった! これも行ってみなければ!

萩や長門、山口市、広島市に行った人もいる。ロゼッタストーンでも「錦帯橋・秋吉台ツアー」を組んで案内したのだけど、せっかく山口まで来たのだからと、イベントの前後にそれぞれ独自の観光をして帰った人が多かったようだ。私自身も「外からの目」が新鮮だった。


◆季節は植物が知っている…9月5日日記
八代の田んぼでは稲刈りが始まり、夜は秋の虫が大合唱。キュウリやナスなどの夏野菜は、畑ですっかり元気がなくなり、「もうこれ以上は実をつけられましぇ〜ん」と、息も絶え絶えである。日中はまだまだ暑いが、植物は季節をよく知っている。

母が秋野菜・冬野菜を植える準備を進めているので、今朝は私も少しお手伝い。母は朝5時ごろから畑仕事をしているが、私は6時半ごろからやっと加勢に入る。私が畑を打つ横から、母が土を整えてくれるのだが、92歳の母のペースの方が早い。腰はヨボヨボなのだが、やはり経験の差は大きいな。

「この前、大根を植えたのはあそこだったか、ここだったか…」と母が悩んでいた。野菜は同じところに同じ野菜を続けて植えないほうがいいらしいのだ。私は全然覚えていない。畑仕事をやるには、記憶力、もしくはきちんと記録する能力が必要だ。私のように、毎年、写真を撮っておけばよかったと後悔するようではだめなのだ。

畑仕事は母がメインで私は手伝うだけなのだけど、そうは言っても、もう6年ぐらいやっている。もう少し上達してもいいはずなのに、全然進歩がない。野菜をちゃんと育てている人たちはスゴイと、私は心から尊敬しているのである。


◆25周年記念イベント、無事終了!…8月25日日記
なんだか不思議な光景だった。8月20日に開催したロゼッタストーン創立25周年記念イベント「真夏のワンコインスクール」の会場は、5つの講義とも、ほぼ満席。前日まで各講義10人程度の予約しか入っていなかったのに、主催者の私が驚いてしまった。『ウンコはあなたがするのではない』の著者、葉船さんは、前日のチラシ配りを一緒にやってくれ、『精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者がお互いを取材したみた。』の著者の一人、天地さんは、早めに来て当日の会場設営を手伝ってくれた。周南市立駅前図書館の交流室は、テーブルや椅子を全部主催者が並べることになっており、重いパーテーションは組み立て式。男性の腕力が非常にありがたかった。『小さな命のポートレート』の著者、山下さんは、ご自分が使うプロジェクターの設定だけでなく、私が手が回らないマイクの設定までやってくれた。こちらが頼んだわけではなく、みなさん、自主的な行動。なんと優しい著者たちでしょう。

司会をお願いしていた池内さんは、打合せゼロの状態で(打合せをする時間がなかった)、見事に進行をこなし、受付を頼んでいたデザイナーのヨシエさんと、『ピンクのキャップはラブカラー』の著者、稲井さんは、その場で講師たちの本の値札を用意してくれたり、名簿の不備を埋めてくれたり、自ら考え、パッパパッパと動いてくれた。なんと優秀な人たちでしょう。私が頼りない分を周囲がカバーしてくれる。この日だけではない。ロゼッタストーンは25年間、いつも周囲に助けられてきたのだ。

『錦帯橋』の著者、宮田さんの講義には、岩国在住の元衆議院議員・平岡秀夫氏も参加し、熱心に質問されていた。『精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者がお互いを取材したみた。』のもう一人の著者、大橋さんと、『自由の国平等の国』の著者、小川先生はさすがの話術で、会場を盛り上げてくれた。会場には、中学校の同級生、高校の同級生、かつての職場仲間、商工会の仲間、親戚、いろんな人が顔を出してくれた。何十年ぶりの再会もあり、懐かしかった。

会場の後片付けに手間取り、次の祝賀会は、主催者の私が30分も遅刻するという大失態。東京都、栃木県、千葉県、神奈川県、長野県、滋賀県…、遠方から来たお客様も多かったのだが、あとで聞いたところでは、池内さんが来場者に話しかけたり、私のモノマネをしたりと、場をつないでいてくれたらしい。元の職場の大先輩は、相変わらず面倒見がよく、ありがたい存在だ。会場のホテルサンルートが時間を延長してくれ、出席者、それぞれが温かいスピーチ。祝賀会もとてもいい雰囲気で終わった。

時間設定の甘さ、準備不足や忘れ物…、反省すべき点はいろいろあり、私自身はちっとも進歩していないのだが(←進歩しろよ!)、25年間で築き上げたロゼッタストーンの財産はなんといっても「人」なのだ。たくさんの優しさを受け取り、また30周年に向けて頑張っていこうと決意できた1日だった。


◆一度に二つのことができない…8月15日日記
もともと不器用で要領の悪い人間だが、年とともに拍車がかかり、同時に二つのことをこなせなくなっている。

たとえば、夜、戸締りをしようとドアのところに行く。あ、郵便ポストを見ていなかったとドアを開けて外に出てポストを確認する。手紙がきていたのを見つけて家に入る。そのまま、ドアに鍵をかけるのを忘れて部屋に戻る。しばらくたって「あ、戸締りするのを忘れてた」となるのだ。

外出するときも、用事が2つも3つもあるときは要注意だ。用事があることは覚えていても、1つ目の用事に気を取られ、2つ目の用事に必要なものを持って出るのを忘れていたりする。困ったもんだ。

さて、20日昼間はロゼッタストーン25周年記念イベント「真夏のワンコインスクール」。その後、著者やスタッフ、株主さんたちとの祝賀会。21日は遠くから来てくれた人たちとの山口ツアー。本来なら準備に専念したいところだが、いまやりかけの仕事があって、結局、前日バタバタと準備をすることになりそうだ。大事なことを忘れてしまいそうで、不安である。

でもまあ、「どうなることやら」と思うのは、毎度のこと。時間が経てば、いつもなんとか終わっている。今回もなんとか終わるはずだ…と信じよう。


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