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ロゼッタストーン日記

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第12部 迷っているときは、とにかくトライ


女編集長起業奮戦記
ロゼッタストーン日記
ついに書籍化!
「ロゼッタストーン日記」第1部(ロゼッタストーンは本当に創刊できるのか)が、
『女編集長起業奮戦記』という本になりました!
>>詳しくはこちら
ロゼッタストーン創立前後の頃、「とにかく具体的に動いてごらん。具体的に動けば、具体的な答がでるから」(『人間だもの』(文化出版局)より)という相田みつをの言葉に、なるほど…と納得したことがあった。

もともと私は天才的な頭脳の持ち主ではない。自分で動いてみて、初めて「なるほど」と納得できるタイプなのだ。そんなわけで、いつも小さな失敗は数知れないのだが、動かない限り、自分の考えが正しいのか間違っているのかもわからない。失敗するにしても、成功するにしても、具体的にやってみることで、今後の方向性を決められるのだと思う。

20代、30代なら、まだまだ悩んで迷う時間もあるかもしれないが、私の年齢だと、のんびりと考えているのは、時間がもったいない気がする。迷ったらとにかくやってみる。だめだったら諦めて別の方法を考える。今年はそういう積極的なチャレンジの年にしたい。世の中がデフレで縮こまってしまっている今こそ、さあ、レッツ トライ!

※具体的に何をやっていくのかは、日々の日記でご報告していきます。いつも変わらず温かく見守ってくださるみなさまには、ハラハラドキドキの1年になるかも。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


ロゼッタストーン 弘中百合子



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7月26日(月)
「朝学読書がある息子にプレゼントします」と『独立のすすめ』を注文してくださった女性がいる。
その方は、You Tubeで、大沢たかおさんが古書店を訪ねた番組を息子さん(中1)と見ていて、「解体新書」と「学問のすすめ」があることに驚き、「見てみたいね〜」と話していたのだとか。
http://www.youtube.com/watch?v=gx2IuL_Vc0Q&feature=related

この書店(大屋書房)、江戸時代の出版物を中心に扱っているらしい。まだ行ったことなかったけど、面白そう。私も本物の『学問のすすめ』を拝見しに行ってこようかな……。

『銃・病原菌・鉄』(草思社)という本を読んだ。同じ人間なのに、なぜある地域では文明が発達し、ある地域では文明が発達しなかったのか、その謎を探った本だ。

ユーラシア大陸で文明が発達したのは、その地域にたまたま主食に適した植物が生えていたため農業が発達したこと、家畜に適した哺乳類がいたこと、東西に長い大陸なので、自然環境が似ていて文明が伝わりやすかったこと等が大きな要因らしい。

それに加えて、家畜がいると、家畜を通じて病気が人間に移り、病気への免疫ができる(そういえば、インフルエンザだって豚とか鶏が原因だっていうものね)。家畜のいない大陸では、病気への免疫がないため、アメリカ大陸やアフリカ大陸などの先住民は、戦いよりも、進出してきた民族がもたらす病気によって、人口の多くを失ってしまったという。そうだったのか…。

筆者は、人種間の優劣の差はきっぱり否定している。人間は、同じ能力を持っていても、たまたまどの地域に生れたかで、運命がまったく変わってしまうわけだ。それは、今の時代でもいえることだけど。

では、同じユーラシア大陸の中国は、なぜヨーロッパに遅れを取ってしまったのか。中世の中国は火薬や印刷術などを誕生させ、航海技術、海洋技術にも優れ、技術の分野で世界をリードしていた。だが、中国宮廷内の権力闘争の影響を受けて、それまでアフリカ大陸などに送り出していた船団の派遣を中止し、外洋航海も禁じ、造船所も解体してしまった。それだけではなく、水力紡績機の開発なども禁じ、はじまりかけた産業革命を後退させてしまった。中国全土は政治的に統一されていたため、その決定が検証されることもなかった。

それに対して、ヨーロッパは、政治的に統一されていなかったことが幸いした。イタリア生まれのコロンブスは、はじめフランスや、ポルトガルの王などに仕えたが、探検船団の派遣を拒否され、スペインの国王のもとでやっと願いが叶えられる。

分裂状態にあったヨーロッパでは、何十、何百といった小国家が誕生し、それぞれに独自の技術を競い合った。1つの小国家に受け入れられなかった技術も、別の小国家に受け入れられた。中国では、ほんの一握りの指導者の方針が、中国全土に影響を与えた。その違いが大きかったのではないか、と筆者は指摘している。ふーむ。

そうそう。一握りの指導者なんかに、自分たちの運命をゆだねてはいけないのだ。そこで必要なのが、個人の独立精神。
………というわけで、やっぱりいま読むなら『独立のすすめ』よねー。(←結局、宣伝だったのか)


7月20日(火)
『独立のすすめ』は予定どおり、7月23日に取次に納品できそうだ。書店に届くのは26日。どうぞどうぞ、売れますように!

先週の金曜日、取次に見本を持ってまわったら、「納品書はございますか?」と2箇所で聞かれた。これまで見本は献本するのが当然で、納品書など聞かれたこともなかったのに。最近は見本も「献本」ではなく、「商品を納品」という形をとっている出版社が増えてるんだろうか。「最近他社さんは納品書で納品されるんですか?」と聞いてみたけど、「……いえ、献本で大丈夫です」とのこと。ふむ。今度、他の会社に聞いてみようっと。

取次をまわっていると、雑誌を創刊した頃のことが思い出される。なんだかんだ言って、今年の8月20日(あとちょうど1ヶ月)で、創立丸11年。「10年続く会社は10社に1社、30年続く会社は100社に1社」とか、「10年続く会社は2割、20年続く会社は1割、30年続く会社は0.5割」とか、「10年以上存続できる会社は6.3%、20年続く会社は0.3%、30年続く会社は0.025%」とか、いろんな説があるけれど、会社の寿命というのは、意外に短いものらしい。

ロゼッタストーンは小さな会社だから、根性が続けば会社も続く。たぶん私が生きている限りは続くと思う。30年続く会社の割合が0.025%なのか0.5%なのか、1%なのか、正確な数字は調べていないけど、こうなったら奇跡の創業30周年をめざしちゃうもんね。

もっとも、ただ続けるだけでは意味がない。ちゃんと成果も出さないと。まずは、『独立のすすめ』をどう売るかだよなあ……。


7月13日(火)
参議院選挙は民主党の惨敗に終わった。けれども、9月の党大会までは首相も幹事長も誰も責任をとらず、落選した現職大臣もそのまま民間人として職務を続ける…という、なんだかよくわからない事態になっている。民主党って、空気が読めない政党なんだろうか。

落選した千葉景子議員は、メルマガ「ヴィーナスはぁと」のメンバーだったので、活躍を期待していたのだけど、残念ながら、やる気があまり伝わってこなかった。検察の暴走に疑問を持っているようすもなかったし、彼女の悲願だったはずの「夫婦別姓」等にも本気で取り組んだ気配は感じなかった。で、69万票以上も獲得したのに「1票の格差」に泣いて落選…。現役法務大臣が憲法違反といわれる「1票の格差」で落選するのはブラックジョークだと、誰かがつぶやいていた。

政治家としてずっと活動してきて、大臣になったとき頑張らずに、いつ頑張るんだろう。政治家としては引退を決めたようだし、どうせ9月の党大会までなら、こわいものなんてないはず。続投するなら、せめて、最後の2ヶ月間で根性を見せて、法務大臣として何に疑問をもったか、何をやりたかったのか、なぜできなかったのかを総括し、国民にあらいざらいぶちまけてほしい。せめて、次につながる礎になってくれないと。

今回、女性の当選者数は、選挙区8人、比例代表9人の計17人。前回の26人より大幅に減っている。元ヴィーナス議員の円より子氏、広中和歌子氏も落選。蓮舫議員やヤワラちゃん、小泉チルドレンの復活などは目立ったけど、女性議員の割合というのは、なかなか増えないものだなあ。


7月9日(金)
新刊『独立のすすめ』校了! ほんとは昨日が校了だったのだけど、今朝になって追加で修正したいところが見つかり、あわてて印刷会社に連絡。なんとか間に合って、ほっとしたところ。あー、疲れた。

今回の本は、誰でも読めるように、全部ルビをふったのだけど、これが校正するにはけっこう大変だった。ルビをふる作業も、単調できつかったけど、機械的に作業をしたものだから、勢いで打ってしまって文字がだぶっている箇所がたくさんあったのだ。嫌われるが「きらわ」われるになってたりとか、「関わる」が「かかわ」わるになってたりとか。もちろんルビのふり忘れもたくさんあった。一通り見たつもりだけど、本が完成してから、見逃しているところに気づきそうで、こわいんだよなあ。まったく、誰だ、総ルビにしようなんて考えたのは!(←私です)

そんななか、「誤字を発見したら完成本をプレゼント」企画で、外部の人に校正してもらえたのはありがたかった。私が見逃していた部分の指摘もあった。校正というのは、いろんな人の目で確認するのが大事だなあと改めて思う。

ほかの仕事とも重なって忙しかったので、この1週間で使ったお金は、なんとたったの3000円!(ほとんど食費)。会社を維持するのには何かとお金がかかるけど、私一人が生きていくのって意外にお金がかからないものなのねえ。

ところで、いまはブックフェアの真っ最中。今回は校了と重なってまだ行っていない。12日までに仕上げないといけない仕事があるので、このままだと行く時間が取れそうにない感じだ。電子書籍関係の展示が気になるんだけど、絶対に見る価値のある展示物はあるんだろうか…。


7月1日(木)
あっという間に今年も後半。今年の前半自分は何をやっただろうと考えると、まったくたいしたことをやってない。まだなんちゃあなしとげとらんぜよ……と、龍馬風に反省。でも、この間にいろいろ構想が生れたので、後半は頑張るぜよ。

さて、予告していた新刊の全文公開をやっと実現。これをツイッターで、ITジャーナリストの佐々木俊尚さんにつぶやいてみたら、佐々木さんがリツイートで拡散してくれた。「誤字脱字を見つけてくれた人には完成本をさしあげます」という太っ腹なのかセコイのかわからない企画なのだが、開始早々、早速誤字を見つけてくれた人がいた。ありがたいわん。この本は全文に振り仮名を振っているので、「少ない」のルビが「すく」ではなく「すくな」になっていたりとか、うっかり見逃している箇所がまだけっこうあるのだ。

予定では5日に印刷所に入稿して、23日に取次に納品。25日は日曜日だから、26日発売になるんじゃないかな。順調にいけば…だけど。

仕事というのは、なぜか暇なときは暇で、忙しいときにはあれもこれも重なるものだ。いまの時期、ちょうど仕事が重なっていて、結局、世間を騒がしていたワールドカップもニュースで結果を知っただけ。本田っていう人だけは顔を覚えたけど。

それにしても、開催前と開催後で、岡田監督の評価が180度変わったのが面白い。「岡ちゃん、頼むからやめてくれ」と言われていたのが、いまや日本のヒーロー扱い。やっぱり勝負事は、勝ってなんぼの世界なんだなあ。

ツイッターには、岡田監督に謝ろうというハッシュタグが出現して、謝罪のコメントを書き込む人が続出した。笑えるのは『デーリー東北新聞社』。「岡田監督 退任の意向」という見出しを、担当者が間違えて「岡田首相 退任の意向」と入力してしまったのだ。あわてて刷りなおしたけれども、すでに配達が始まっていて、5万部ぐらいは間違ったままの状態で配達されたという。記者の深層心理が表れたのかしら…。


6月25日(金)
参議院選挙がスタートした。私は政治的関心は比較的強いほうだと思っていたのだけど、今回の選挙、全然気持ちが盛り上がらない。世論調査だとそれなりに有権者の関心は高そうなのに、どうしてだろうなあ……。

あんなに連日報道されていた普天間問題は、政権が変わったとたんに「過去」のことのようだし、マニフェストはいつの間にか大幅に変わってるし、政策はなんだか似たり寄ったりだし…、もしかして政治に対して白けてしまっているんだろうか。……いかん、いかん。こういうときこそ、ちゃんと関心を持って政治を見つめていかないと。

今回からインターネット選挙が部分的に解禁されるはずだったのに、突然の政権交代でそれも白紙に。いちばんお金をかけずに、政治家の政策をPRできる手段なのに、どうして日本はこんなに無駄に思える規制が多いんだろう。

福沢諭吉は「法律は絶対に守らなければいけない。だから法律は簡素なほうがいい」と言っている。本当にそう。「事業仕分け」だけじゃなくて、「法律仕分け」もしてくれるといいのにね。


6月22日(火)
新刊『独立のすすめ』のネット無料全文公開は、来週28日から7月末までということにした。当初は1週間程度と思ったのだけど、特に宣伝するわけでもないので、1週間程度だとほとんどの人に気づかれないまま終わってしまう可能性がある。今月は入稿するだけで精一杯なので、来月をPR期間として、頑張って告知していこう。

来週からロゼッタストーンWEBで、新企画が何本か増える。一つは「邦楽triban square(トリビュートバンド広場)」。これは、特定の邦楽アーティストを敬愛して演奏するバンドの交流の場。たとえば、サザンオールスターズを愛するバンドとか、オフコースを愛するバンドとか、そういうアマチュアバンドの情報を紹介するページだ。

次に「レタッチの美女たち」。これは、写真加工が得意なカメラマンが、女性を画面上で美女に変身させてくれるページ。実際に整形するのは大変だけど、画面上でのプチ整形なら楽しそう。私もそのうち、画面上で美女に変身しようかと思っている。

さらに過去の人気コンテンツ「今日の晩御飯」が復活。以前は内輪ネタだったけど、今度はダミアン・高島さんという、ちゃんとしたお料理ライターさんがさまざまな料理を紹介してくれることに。

もう一つ、「大人の独身倶楽部」というあやしげなコンテンツも登場。これは、40歳以上の独身限定コンテンツ。このまま一生結婚しないかもしれない…という覚悟を決めた独身者たちが情報交換したり、おしゃべりしたりする場をつくろうというもの。来週から会員を募集しはじめる。ま、私が仲間を集めたいだけなんだけど。(「出会い系」ではありません!)

というわけで、ますます充実していくロゼッタストーンWEBをお楽しみに!


6月18日(金)
昨晩、ソフトバンクの孫社長と、経済学者の池田信夫氏の対談をネットで見た。日本全国にくまなく光ファイバーをはりめぐらせる「光の道」構想をめぐって、オープンの場で議論しようというものだ。先日は、ジャーナリスト佐々木俊尚氏と孫社長の対談が行われた。今回は第2弾だ。

前回も今回も、ツイッターやブログでは意見の対立が目立つのだが、実際の対談になると共通点も多く見つかって、日本として取り組むべき課題が絞られてくる。で、対談が終わる頃には、なんだかいい雰囲気で終わるのである。こうして意見が違う人を相手に、ひとりひとり説得を試みていく孫氏の情熱はすごいなあと感心する。

福沢諭吉は著書『学問のすすめ』のなかで、「もし、いい機会があって、殺す者と殺される者が数日の間同じところにいて、互いに隠すこともなく、互いの本音を出し合ったら、どんな敵であっても、必ず仲直りするだろうし、もしかすると、無二の親友になるかもしれない」と述べている。

直接話すこと、互いの意見を理解すること、本音を言い合うこと…、これが信頼関係を築く基本なのだと思う。

ロゼッタストーンでは、現在、『学問のすすめ』の中から現代に使える知恵を抜粋した新刊『独立のすすめ』の入稿準備中。今回は試験的に、現代語訳から編集、校正、DTPまで、印刷以外はすべて私ひとりでやってみた。さらに来週から全文をネットで無料公開してみようと思っている。

春に発売する予定がここまで延びてしまっているのだけど、やっとゴールが見えてきた。
福沢諭吉はこんなことも言っている。「大工に家を建てるよう頼んだり、仕立て屋に衣服を注文した場合、十中八九は必ずその期限が延びてしまいます。これは、大工や仕立て屋がわざと遅らせた無責任さによるものではありません。初めに仕事の内容とかかる時間を緻密に検討しなかったから、はからずも約束を守れなかったのです」

とほほ。そのとおりでございます。諭吉様はなんでも知っているのだ。



6月13日(日)
「ハーバード白熱教室」(NHK教育テレビ)を見終わったところ。今日のテーマは「愛国心」。サンデル教授の授業はやっぱり面白いなあ。授業を受けている大学生たちも、さすがに優秀で、みんなしっかり意見を主張している。

サンデル教授は「コミュニタリアニズム」(共同体=コミュニティの価値を重んじる思想)を提唱している人らしい。来週の授業も楽しみだ。このあと8時からは「龍馬伝」。こんなに楽しませてくれるなら、NHKの受信料も払いがいがあるというものだ。

それにしても、何が正義かというのは難しい。
いま、日本振興銀行が警視庁の捜査を受けている。債権を買い取る際、3%前後の手数料を取り、短期間で買い戻させたらしいのだが、その手数料が年率換算すると出資法で定める上限金利を超えていた疑いがあるというのだ。

だが、経済学者、池田信夫氏のブログによれば、金融業界ではこうしたビジネスは珍しいものではないそうだ。「今回のケースも、1ヶ月後に返済したということは一時的な資金繰りの問題であり、振興銀行が資金を融通しなかったら、相手の貸金業者は倒産していたかもしれない。相手もプロなのだから合意の上での取引であり、倒産をまぬがれたのだから誰も損をしていない。振興銀行は、感謝こそされても非難されるいわれはない。金融庁がこれを金銭貸借とみなした法解釈が妥当なのかどうかは、争う余地があろう」(池田氏のブログより)
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51432252.html

実は、ロゼッタストーンも日本振興銀行に融資してもらって、助かったことがある。担保などがない中小業者には、けっこうありがたい銀行なのだ。

法律というのは、いったい誰のためのものなんだろう……、なんて思わず考えてしまう、ちょっと哲学的な日曜日。


6月10日(木)
『明日の広告』(佐藤尚之著・アスキー新書)、『Me 2.0』(ダン・ショーベル著・日経BP社)、『稼げる超ソーシャルフィルタリング』(堀江貴文著・青志社)を読んだ。

『明日の広告』の著者、佐藤尚之氏は広告会社に勤務するクリエイティブディレクター。出版業界も転換期だけど、広告業界も大きな変化を迎えつつあるらしい。佐藤氏の本によれば、世の中に流れている情報量は、1994年から2004年までになんと410倍になったという。2010年のいまは、いったいどれだけ情報洪水になってるんだろう。

情報が少ない間は、テレビや新聞を使って一方的に広告しても効果があったけれど、情報洪水のなかで「いらない情報はすかさずスルー」する時代。しかもネット上で、実際に購入した人たちが商品を評価しているので、消費者は広告よりも「使った人や友人の生の声」のほうを信じるようになってきた。今後の広告は、とことん消費者本位でなければならず、消費者に商品や広告への参加を募っていくことが大切な手法になってくるのではないか、と佐藤氏は述べている。

『Me 2.0』は、自分ブランドを確立するためのノウハウ本。アメリカの大学生は、卒業までにある程度の実績をつくり、採用企業がその人物をグーグルで検索したときに、好ましい印象を持ってもらえるようにしなければいけないのだとか。一部のエリート層についてなのかもしれないけれど、それにしても、なんと厳しい時代なんでしょう。

『稼げるソーシャルフィルタリング』は、堀江氏が大量の情報の中からどうやって役に立つ情報を手に入れているのかを述べている本。iPhone、iPad、ツイッター、Gmail、メーリングリストの活用がポイントらしい。iPhone、iPadが仕事や生活をこなすうえでの最低限の条件になる日も近いと堀江氏は言っている。私がいまの時点でやっているのは、ツイッターとメーリングリストだけ。iPhoneかiPadが欲しいなあ……。

ツイッターでも50万人を超えるフォロワーがいる堀江氏の情報選別能力はすごいと思う。膨大なメールはすべてGmailで管理しているらしい。職業柄、重い画像をやりとりすることが多い私のパソコンは、アウトルックエクスプレスが常にぱんぱん状態。一部をGmailでカバーできたら容量が軽くなるかな…と、堀江本を見ながらGmailへの移行を試してみたのだけど、あえなく失敗。本に書いてあるのは、「アウトルック2007を使ったGmailへの移行方法」なので、一世代前の私のパソコンだと、設定できないのかも…。せっかくいい方法を知ったと思ったのに、残念。



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