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ロゼッタストーン日記

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第23部 「足るを知る」


女編集長起業奮戦記
ロゼッタストーン日記
ついに書籍化!
「ロゼッタストーン日記」第1部(ロゼッタストーンは本当に創刊できるのか)が、
『女編集長起業奮戦記』という本になりました!
>>詳しくはこちら

いつもご愛読ありがとうございます。

新型コロナで、自由に人に会うのもままならなくなり、これまでの「ふつうの生活」がいかに恵まれていたかを痛感した。

これからは、毎日のささやかな出来事に感謝しつつ、小さな幸せをかみしめながら生きていこう。

物欲はあまりないけど、食欲はすごくある、煩悩だらけの私。2021年は「足るを知る」をテーマに、謙虚で腹八分な毎日を過ごす予定です。

みなさま、見守っていてくださいね!

ロゼッタストーン 弘中百合子


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◆年齢と時間の感覚の関係…11月25日日記
ふと気づくと、もう11月も残りわずか。この調子だとあっという間にお正月がきてしまいそうだ。時間が経つのが本当に早い。

ふりかえって「あっという間の1年だったね」というのはよくある話だが、最近なんだか1日の時間そのものが短くなっている感じがする。それは、「楽しくてあっという間に時間が過ぎた」というのとはちょっと違って、「この程度のことしかできていないのに、もう1日が終わってしまった」という感覚だ。

小学生の頃は、5分とか10分でもキャーキャーはしゃぎまわって遊んでいた。いまは5分なんて、座っているだけであっという間に過ぎてしまう。

「ゾウの時間ネズミの時間」という話がある。ゾウは長く生き、ネズミは早く死ぬが、一生のうちに心臓が拍動する数は同じというものだ。トータルでは同じでも、1日に絞れば、ネズミの方が濃密な24時間を過ごしている感じがする。

年齢別脈拍数を調べてみると、やはり子供の方が脈拍数が多く、高齢になると減っていくようだ。私の脈拍数も、若い頃よりも減ってきたんだろうか。……と、仕事が進まない言い訳を脈拍のせいにしちゃったりして。

先日、「アンガーマネジメント講座」というのを受ける機会があった。怒りをどうコントロールするか、という講座だ。そこで、「最近1週間に怒りを感じたことを書いてください」と言われ、思い出そうとしても、1週間以内に怒った記憶がない。怒らない1週間だったのか、怒っても忘れているのか、どっちなんだろう。

そうか。つまり、「怒り」とか「ワクワク」とか、心臓がドキドキするようなことが少ないから、1日を短く感じているのかな。

毎日はそれなりに充実しているのだけど、私の生活にはもう少し「ドキドキ」があった方がよいのかもしれない。


◆くまげ応援キャンペーン続行中…11月15日日記
八代のツルは、第2陣の3羽が渡来して5羽になった。早く第3陣、第4陣、第5陣くらいまで来ないかな。

新聞で鹿児島の出水で鳥インフルエンザが発生したという気になる記事を読んだ。出水市といえば、ナベヅルが1万羽以上渡来するところ。ナベヅルたちは、鳥インフルエンザ大丈夫なんだろうか。「密を避けて、八代でのんびりした方がいいよ」と、ツル語が話せたらツルに伝えるんだけど。

くまげ応援キャンペーンは、おかげ様でだいぶ注文が寄せられるようになった。特に人気なのが、ラプティットマメの焼菓子。もともとSNSで人気が広がった店だけあって、お店がこのキャンペーンを紹介してくれたとたんに、注文が殺到。いまの時代、SNSでファンとつながるっていうのがすごく大事で、何かのときには力を発揮するんだな。

ラプティットマメ以外の商品を購入してくれた人の評判も上々だ。

まろやかな白あんを包むもなかの皮が、口の中で、オブラートのようにあんにとろけていくスムーズな味わいは、大「当たり」でした。(鶴声軒本舗の最中)
みずみずしくて、まるで固形梨ジュース。こりゃすごい。(瀬田農園の梨)
やさしい甘味で、のどごしもよく、食べやすくて美味しかった。(オリゴのめぐみ工房フローラのジャム)
ひとつひとつ大事に作られた様子が目に浮かび、石窯のあたたかみも感じられるパンでした。(三丘文庫のパン)

などなど。

先週はケーブルテレビが取材に来てくれた。来週は某地元テレビ局の取材が入ることになっている。このまま注文が順調に増えるといいな♪


◆ロゼッタストーン日記の読者に感謝…11月5日日記
八代のツルは、まだ2羽のままだ。夕方ねぐらに帰るときに、我が家の上空でクルーと鳴くので、2階の窓から「おやすみ〜」と手を振っている。アイドルのコンサートで、ファンが「私を見てる!」と勘違いするように、私もツルと心が通じ合っているように勝手に感じている。八代の住民にとって、ツルはアイドルなんだな、きっと。

ロゼッタストーンが委託されて実施している「くまげ応援キャンペーン」。本日は地元の経済ニュース経由でヤフーニュースに掲載されたが、ヤフーニュースにはなぜか、サイトへのリンクがなし…。影響力が大きいから安易にリンクしないようにしているのかな。でも、サイト開設のニュースで、ネットなのにリンクがないって、なんかネットのよさが生かせていない気がするけど…。ただ、さすがにグーグル検索には、すぐに表示されるようになった。さすがヤフーニュース。

最初のうちは、グーグルで「くまげ応援キャンペーン」を検索しても、ちっとも出てこないので、せっせとインスタに投稿したり、ツイッターに投稿したり、フェイスブックに投稿したりしてみたが、まるで効果がなく、私の影響力のなさを実感した。そこで、出店している店舗でSNSをやっているところにもお願いしてみたら、すぐにグーグルで出てきたのが「タベルナタベタ?」のフェイスブック記事。住民たちが経営している食堂で、地域のために精力的に活動している。「タベルナタベタ?」がある三丘の住民は、いつまでも子供たちの声が絶えないようにと、「みつおずっと子どもがいるまちプロジェクト」というのを立ち上げ、いくつもの部会を作って面白い活動を続けている。高さ4mの「学びの椅子」など、撮影スポットとして人気になった「三丘ゆめ広場」もこのプロジェクトの一環だ。

「三丘文庫」のフェイスブックも出てきた。ここは、「三丘パン研究会」をつくって裏の畑で小麦をつくってパンを焼き(国産の小麦パンは珍しい)、フリースペースとしてコンサートや落語会、映画会、講演会なども開催する、ユニークな場所である。

どちらの活動も地元で非常に注目されている。フェイスブックの更新も頻繁で、地域とのつながりが密接だ。ロゼッタストーンは、地元ではまだまだまだ、なのである。もっと頑張らないとね……。とはいえ、「くまげ応援キャンペーン」での購入者の割合は、ロゼッタストーン日記の読者率がけっこう高い。グーグルの評価よりも、読者とのつながりが嬉しいな。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


◆地元のお店を守ろう!くまげ応援キャンペーン…10月25日日記
先日、八代の里にナベヅル第一陣が飛来した。母と二人、家の裏の畑でサツマイモを収穫していると、鶴の声が聞こえ、見上げると2羽の鶴が頭上を旋回していた。母と二人で思わず鶴に手を振った。不思議なもので、鶴の鳴き声が、自分に対して「来たよ〜」とあいさつしているように聞こえるのである。今年もまた来てくれて嬉しいなあ。

今日からインターネット上で「くまげ応援キャンペーン」が始まった。このキャンペーン、山口県からの小規模事業者応援キャンペーンを活用した熊毛町商工会の事業なのだが、ロゼッタストーンも実務を委託されて関わっているのである。
http://kumagechoushokokai.com/ouen/

人数制限はあるが、いまなら送料無料でわが熊毛の商品が買えるので、ぜひ取り寄せてみてほしい。たとえば小麦から育てて石釜で焼いたパンとか、ちょっと珍しい梨「王秋」のセットとか、昔ながらの熊毛の名菓『鶴の巣籠』とか、全国誌に何度も掲載されたジャムとか、地元で知る人ぞ知る焼菓子とか、ある男性の夢が詰まったカステラとか、畳のヘリで作ったバッグとか…。注文をくれたら、私が対応しますよん。

地元の人なら、レストランや美容院、工務店、塗装、板金、ソーイング教室、婦人服、墓石まで、お得なクーポンがあります。最高額は工務店の24,000円のクーポン。リフォーム予定がある人はぜひ活用してみては。(先着1名ですが、たぶん、まだ大丈夫)

キャンペーンに参加している事業者は約20社。それぞれと連絡を取っているのだが、ある人はライン、ある人はフェイスブックのメッセンジャー、ある人はパソコンの電子メール、ある人はスマホのショートメッセージ、ある人はファックスと電話…と、見事に連絡方法がバラバラだ。多様性の時代だねえ…。


◆議員にはだれでも立候補できる…10月15日日記
山口県で24日に行なわれる参議院補欠選挙には、自民党と共産党、それに元「迷惑ユーチューバー」が立候補している。

元「迷惑ユーチューバー」は、スーパーで、レジでの支払い前に食品を食べるなどの動画を投稿し、逮捕されている。山口県では、来県中、マスクをしないまま他人に積極的に話しかけ、結果的に新型コロナウィルスのクラスターを発生させたと言われている。

その彼が、今回、「NHKと裁判してる党…」から出馬。私としては、けっこう衝撃だった。

彼のモットーは、「悪名は無名に勝る」らしい。まあ、選挙では、確かにそういう面はある。普通、知らない人の名前は書かないからね。

出馬した理由は「山口県民に謝罪したい。こんな人間でもやり直せる、選挙に出られるということを知ってほしい」ということらしい。

彼の言葉で唯一「なるほど」と思ったのが、「こんな俺でも選挙に出られる」ということだった。当選することはまず難しいだろうが、政見放送では平等に時間がもらえる。NHKで堂々と主張ができる。新聞やニュース番組でも取り上げられる。ユーチューブより、よっぽど目立てる!

彼のことはよく知らないので置いておいて、選挙というのは、お金と暇と目立ちたい願望がある人にとっては、なんと魅力的な制度だろう。

いま東京では、無免許当て逃げ事件を起こして議会に出席しないまま数ヶ月で何百万円もの給料をもらっている都議がいるという。議員ってうまみが多すぎるのでは?

優秀で志高く、世の中を本気でよくしたいと思っている若者諸君! 迷惑ユーチューバーだって立候補できるのだ。あなたも立候補してみては? 当選さえすれば、お金はいっぱいもらえるよ。


◆「日本人はどうして投票に行かないの?」と聞かれた…10月5日日記
10月だというのに、暑い。昼間はまるで真夏のようだ。それでも、このところ、梨、ぶどう、栗、柿などをおすそ分けしてもらったので、我が家は味覚の秋、食欲の秋の真っただ中である。

山口県は、ワクチン接種率が全国で一、二位を争う高さらしい。医療機関のがんばりなのか、有力政治家がたくさんいるからワクチンが手に入りやすいのか、それとも素直で従順な(?)県民性によるものか…。感染者数の少なさも全国でトップならいいんだけど。

さて、今月末の衆議院選挙が決まった。ある外国人に「日本人は、国会議員のことをよく知って投票するの?」と聞かれた。

「国会議員は東京にいることが多いから、その人のことをよく知っている人は少ないと思う。政党で選ぶ人のほうが多いんじゃないかな。その人の政策に賛同して投票することもあるし、たまたま国会議員の話を聞いて応援する人もいるかもしれないし、顔で選ぶ人もいるかもしれないし、……人によって違うと思う。投票に行かない人も多いの」
「お年寄りのほうが投票率は高いんでしょ」
「そう。高齢者のほうが人数も多いしね。政治家はどうしても高齢者のほうを向くことになる」
「でも、お年寄りのための政策をしてくれるなら、いいことでしょ」
「それはいいけど、例えばシングルマザーで子供を育てている人は貧困になりがちだと言われてるし、子供や若者のための政策はまだ足りてないんじゃないかな」
「それなのに、若者の投票率が低いのはなぜ?」
「うーん。なぜだろう。政治に期待していないのかしら」
「せっかく自分の意見を言える機会なのに、もったいないね」

確かに。どんな国になってほしいのか、選挙は自分の思いを伝える数少ない機会だ。自分が困っていることを何とかしてくれる人を選ばないと。みなさん、選挙に行きましょうね。


◆「わたしは、ダニエル・ブレイク」…9月25日日記
遅まきながら、2016年、カンヌ国際映画祭のパルムドール(最高賞)を受賞した「わたしは、ダニエル・ブレイク」をネット配信で見た。ものすごく考えさせられる映画だった。

主役のダニエル・ブレイク(大工)は、心臓病で医者から働くことを止められている。実直だが、権威におもねることをしないダニエルは、本当ならもらえるはずの手当をもらうことができない。融通がきかない公務員のマニュアル通りの対応。高齢でインターネットができないのに、ネットでの申請を求められる不条理。そんな追い詰められた状況のなかでも、ダニエルは、より困窮しているシングルマザーの親子に手をさしのべる。だが、悲劇は続き…。

この映画が、どのぐらい現実に近いのかはわからないが、日本でも同じようなことは起きていると思う。実際、コロナで営業できなくて、補助金を申請したのに、いつまでたってももらえない…というケースはあるようだ。

一方で、悪知恵が働く人は、「書類さえそろえればOK」という状況を利用して、それらしい書類を作成し、不正にお金を得ているらしい。性悪説でのぞめば、助けられない人が出てくるし、性善説でのぞめば、国のお金をだまし取る人が出てくる。

「公正」であることはとても大事なことだけど、真面目に生きている人が普通に生きられない社会は、間違っている。病気、事故、災害、失業…。人生の災難は、誰に起きるかわからない。世の中はどんどん複雑化しているけれど、「これは変だ」と思う感覚は忘れないようにしなければ。


◆新型コロナウイルス「走り高飛び」説…9月15日日記
私がいる八代の里は、いま稲刈りの季節である。もうすぐ私の家にも、新米がやってくる。 家の周りには赤い彼岸花が咲き、夜になると、虫が大合唱。もうすっかり秋である。

新型コロナの感染者は、このところ減少傾向が続いている。ただ、ワクチンさえ行き渡れば、元の生活に戻れるわけでもなさそうだ。

不思議なのは、感染者の数を示す増減グラフが、いつもきれいな山を描いていること。ピークを過ぎると、増えたペースと同じようなペースで減っていく。ワクチン接種とか、お盆休みとか、オリンピックとか、いろいろ感染に影響を与えそうなことはあっても、山はジグザグになったり、台形になったりしない。

これはどういうことなんだろう…と、理系頭脳を持つ知り合いに聞いてみたら、「統計学の問題だ」という。「一人一人は勉強したりしなかったり、いろいろだけど、偏差値にすると、きれいな正規分布曲線を描くでしょう?」と。

思いっきり記憶があいまいだが、確か福沢諭吉が「まんじゅうを食べたいと思うかどうかは、一人一人の気分によるが、1日に売れるまんじゅうがどのぐらいかは、だいたい決まっている」みたいなことを書いていた。

うーむ。統計学、よくわからん。

私の頭の中に、走り高飛びをする新型コロナチームのアルファ君とデルタ君が浮かんだ。アルファ君は1mを飛べる能力、デルタ君は3mを飛ぶ能力がある。体調や天候など、コンディションによって飛べる高さはその日によって違うが、飛び上がってバーを越えて下りていく軌道はほとんど変わらない。アルファ君やデルタ君が力を発揮するのは、大勢の人が集まって大声で応援してくれるときだ。苦手なのは、風。風が強いと力を発揮できずに終わってしまう。

私たちができるのは、敵である新型コロナチームが飛べるバーの高さ(ピーク)をなるべく低くすること。応援なんてしないで(無観客)、無理にでも風を起こす(換気)。スポーツマンシップには欠けるけど、敵はウィルスなんだから、知るもんか。デルタ君の次には、5m飛べる超人も控えているかもしれないけど、対策はきっと一緒だ。ピークが過ぎれば、急激に減っていくのも、たぶん同じだ。

……と、私なりに、新型コロナの姿を思い描いて、勝手に納得したのであった。統計学者には怒られちゃうかな。


◆弱点がある人間の強み…9月5日日記
東京パラリンピックの閉会式を見ていたら、菅総理の姿があった。どんなことを考えながら、パラリンピックを見ていたんだろうなあ…。

政治の世界は一寸先は闇というけれど、総理が総裁選への出馬を取りやめるとは、予想もしない展開。再選は厳しそうだったから、総理大臣が替わるという意味では、想定内だけど。

さて、以前日記で書いた熊毛町商工会でやっているシトラスリボンプロジェクト。リボンの作り方が難しすぎて、(私には)大変だった。ネットで公開されている、どのやり方を見てもよくわからないので、試行錯誤して自分で作り方を紹介するチラシを作ってみた。

シトラスリボンがうまく作れなくて困っている方は、ぜひどうぞ。
https://twitter.com/hironakayuriko/status/1431273267063521281

方向音痴を自覚する知人と、「方向音痴な人は、リボンを作るのが苦手説」で盛り上がった。まだ、該当することを証明できるのは、私と彼女の二人だけだけど、たぶん、私たちは空間認識力が弱いのだと思う。

こういう弱点を持つ人間の強みは、うまくできない人が、どんなところでつまづくかがわかること。きっと器用な人にとっては、「なぜこんなことができないんだ???」という世界なんだと思う。だって、むつかしいんだもん。

地図は方向音痴な人が、リボンの結び方は不器用な人が、料理のマニュアルは料理が苦手な人が作ったほうが、わかりやすいに決まっている。弱点が役に立つことだってあるのだ。パラリンピックだけじゃなくて、どんな人間の弱点にも幸いあれ!


◆もう一つの世界を夢想する…8月25日日記
医療崩壊が始まった。新型コロナに感染した妊婦が、受け入れ先が見つからず自宅で出産し、赤ちゃんが死亡。東京では救急車を要請しても、入院できない人が多く、救える命が救えないケースも出てきている。

山口県はまだそれほど逼迫はしていないけれど、感染者は急増している。都会と違って病院が少ないので、医療崩壊も他人事ではない。

一方で、パラリンピックが始まり、教育のために何万人もの子供達が感染…じゃなかった、観戦に行くのだという。デルタ株は子供でも感染するからと、夏休みを延長する学校や、修学旅行などのイベントを中止するところも多いのに、なぜ、パラリンピックはOKなんだろう。

自治体や企業が必死でワクチンの準備をしたら、ワクチンが足りなくなったり…。去年の小さいマスクもそうだったけど、政府がやることは、なんだかピントがずれている。

オリンピック開催時から、新型コロナ感染者が拡大傾向にあるのは明らかだった。あの時点で、パラリンピックを3か月延期して、オリンピックの選手村に感染者を受け入れたらよかったのに。選手村には医療設備だってあるはずだし、パラリンピックのための医者も待機しているはずだ。食事を提供する施設だってある。オリンピックの選手村に泊まれるなら、つらい状況にある感染者にとっても、少しは慰めになる。秋の開催にすれば、選手が猛暑のなかでスポーツする危険もなくなる。

ワクチン接種の管理は、各地の選挙管理委員会に任せたらよかったのでは。「災害レベルの危機」なら、使える資源は何でも使った方がいい。本当かどうかはわからないけど、政府は「地方でワクチンの在庫がだぶついている」みたいなことを言っていた。どうやら、わが政府に任せていると、ワクチンの数も数えられないらしい。選挙では全住民にお知らせをし、誰が選挙に来たかを管理し、候補者の誰が何票獲得したかを当日あるいは翌日までに正確に集計している。ワクチンを打ったか打たないかの集計ぐらい簡単だろう。

コロナのために休業や時短営業している店は、補助金の申請手続きが大変で、申請してもなかなか給付されないケースがあるという。災害レベルの危機だ。ここは、税務署に窓口になってもらおう。前年の納税実績に基づき、迅速に対応してもらう。「不正があった場合は、翌年税金が大幅に増える恐れがありますよ」と一言クギをさしておけば、不正受給者は減るはずだ。

今日、緊急事態宣言が追加で8道県に出された。なんだか、本当に後手後手である。パラリンピックを延期し、全国に緊急事態宣言を出し、「いまはみんな動くな!」という強いメッセージを出していたら、これほどひどい事態にはならなかったのではないだろうか。

3か月後、ワクチン接種者が増え、コロナのピークを過ぎてから、子供達を観戦させ、観客も入れてみんなで選手を応援したらよかった。そのほうが、ずっとパラリンピックの意義があると思う。

……なんてことを、つい夢想してしまうのであった。


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