Shinobuのファッション・ファイル 第2回 | BACK | ||||||||||||||||||
ここで「ユニバーサルファッション協会」についてご説明をいたします。 1999年3月に非営利団体として発足をいたしました。 「製造・流通・生活者(買い手)」を繋ぎ、「調査研究・開発・マーケティング」 などの様々な側面からの支援活動を行っています。 同時に情報の発信・収集、「ユニバーサルファッション」と「ユニバーサルデザイン」 にかかわるグローバルなネットワーク作り、と言ったことが主な活動内容です。 今回、協会より様々な資料をお送りいただき拝見することができましたが、 まず感じたことは、企業会員として登録されている会社が「約90社」と、予想してい たよりもずっと多かったことです。
また、個人でお店を展開されていらっしゃる方なども多く、今回直接お話をお伺いする ことのできた「いなもとや」の店主・寺田ももよさんもそのお一人です。 現在、神奈川県藤沢市のサンパール(藤沢さいか屋)2Fで「ユニバーサルファッション」 をテーマとしたお店を展開されておりますが、以前「いなもとや」は呉服屋として 百年以上の歴史をかけて営まれていたそうです。 きっかけは2年前、「ユニバーサルファッション」の講演で今井理事長のお話を聞き 以前から、「人の役に立つ商売」を模索していた寺田さんは、とてもそのお話に 共感をして、そのあと即座に業態転換を行ったそうです。 今年、4月27日に「いなもとや」がリニューアルオープンされるそうなので その様子はまた改めて、取材をしてからご紹介をしようと思っています。
これは昨年の記事になりますが、8月に神戸で行われた『神戸ファッションシンポ ジウム2001』の様子が掲載されておりまして、シンポジウムゲスト、山本耀司 さんがおっしゃった言葉ですが。 「ものづくりとは、実は強さから生まれるのではく、弱さから生まれるのではない でしょうか、その人が抱えてる、他人には分からない『弱さ』『辛さ』そう言うとこ ろから、ものが作られるのだと思います。」 「年齢的なことや身体的ハンディキャップなど、それに対する衣服だけに偏る必要は あまりないと思います。 要するに20歳の「いい女だと言う美女」も好きだけど、45歳の経験を積んだ 「美しい良い感じの女性」も好きだと言うことです。大切なのはこう言うことがもっと多く成立すべきことです。」 年齢を超えて、誰もが自分らしく生きいきと魅力を深めていくこと、その強い味方に 「ファッション」の存在がある様な気が、私はします。 「いくつになっても、もっともっと自由に!自分が着たい服を着ればいい!!」 私にとって「ユニバーサルファッション」は、そんなふうに感じられました。
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