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女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』 第149号
*** *** 今日で9月も終わり。今年も残りあと3カ月ですね。
*****v***** 台風21号による大きな被害が伝えられています。
********* みなさまのお宅は、大丈夫だったでしょうか。
******* さて、今回は、第5木曜日。毎回、第5木曜日には
*** 「読者のご意見」をご紹介することにしています。
* 掲載された意見への感想もお待ちしております。
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目次
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■ 「読者のご意見」
■ 「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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●大特集「命が与えてくれたもの」
田原総一朗さん、絵門ゆう子さん、高遠菜穂子さん、河野義行
さんなど、「命」に真剣に向き合ってきた方々にインタビュー。
荒木清寛議員、桜井充議員、小池晃議員の「いのちの政策」も
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「読者のご意見」
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●人身売買について
日本の場合、ほとんどが女性で売買春やポルノ産業に入ってくるのではな
いかと思いますが、絶対的な貧富の差によって、外国からつれてこられる女
性たちを、何の問題も無いようにお金で買ってしまう私達自身(自分では絶
対していないつもりですが)に付きつけられている問題だと思います。 こ
の問題を突き詰めて行けば、今の日本のジェンダーの問題や外国人に対する
差別意識や「性の商品化」をどうして行くのかということになるのではない
でしょうか。子供の頃から、男女の別や国籍で差別はまずいんだという教育
をしてゆくことが重要な要素になるのではないかと思うのですが。
●少子化について思うこと
出生率が低いのは日本の社会環境が原因で、改善すれば女性が子供を産む
という考えは、海外では成功した国もありますし、日本も早くその仲間入り
をして欲しいとおもいます。
しかし、女性にしか目が向けられていない気がしてなりません。TVなど
の議論等を聞いていると、男性についてはあまり触れられていない気がしま
すが、実際はどうなのでしょうか。男性の育児参加が社会的に認められなけ
れば、どんなに女性を優遇するといっても、「育児=女性の仕事」では意味
がありませんよね。
過去に、子供がいない女性=非国民みたいな考えを持っている議員さんも
いましたよね。そんな人達に少子化の議論が本当にできるのかと不満もあり
ます。「社会環境は整ったのだから女性は子供を産みなさい」と言い出すの
ではないか、間違った考え方が世の中に広まってしまうのではないか、子供
を持たない人・持てない人の人権が無視されてしまうのではないかという不
安もあります。子供を産みたい人が生みやすい環境を作るのが皆が望む少子
化対策だと私は思っています。
この問題は女性議員が先頭に立って舵を取るべきと思います。年齢的にそ
ろそろ他人事ではなくなった問題でもあり、自分の思うことを伝えたくてメー
ルしました。メールを通して自分の声が届いたら嬉しいです。(女性 25歳)
●多くの国民が真実を見ようとしていない
「真実が見えなかった」のは、日本にしろ、アメリカにしろ、多くの国民が
“真実を見ようとしなかった”からです。今、次々とイラク戦争について明
かされている真実の多くは、戦争反対派は戦争前から指摘していたものです。
「マスコミが報道しなかった」「政治家がうそをついた」など言い訳には
なりません。真実を知ろうと思えば、インターネット時代の今、個人でもい
くらでも情報は集められます。(マスコミや政治家の言うことを鵜呑みにす
るのが、そもそも間違っている。)真実を見つける、少なくとも見つける努
力をするのは、国民一人一人の責任です。
たしかに日本語しか読めなければ収集できる情報は限られるでしょう。で
も、私もイラク戦争に関しては、主流の米マスコミが伝えない情報を、オン
ラインマガジンでの連載を含め、ネット上で掲載していましたし、他にも日
本語での情報はありました。
アエラ9.6号の「小泉に贈る摂氏911」で作家の高村薫さんが下記のよう
に引用されていました。 「複雑な思考を重ね、歴史条件や世界情勢を考え
ながら行動するのではなく、ムードに流されて場当たり的で性急な決断をす
る。支持している国民も、実は小泉首相と同類だからですよ」
これは、まさにアメリカにもあてはまることです。事実に基づかない(感
情的な)決断がどれだけ下されているか。 『ヴィーナスはぁと』や「未来
総理」を読んでいても、世界情勢をちゃんと勉強(把握)していると思える
議員は、ほとんどいないと感じずにいられません。もっとまともな首相や議
員が生まれるには、まずは国民一人一人が変わる必要があるのでしょう。
(アメリカ在住 有元美津世)
●憲法について
敗戦直後の昭和22年8月2日に当時の文部省から「あたらしい憲法のは
なし」という小冊子が発行され、日本全国の国公立・私立の学校に配布され
ました。私は敗戦で復員後、大学に復学し23年に卒業してすぐ教員になり、
この本をテキストにして学生達に日本国憲法を教え、以後、65歳の定年ま
での43年間、授業の中でこの本の精神を貫いてきました。
この本自体はその後アメリカの占領政策の変更に合わせていつの間にか廃
止されました。この本の奥付には「この本は浅井清その他の人々の協力でで
きました。」と付記されていますが、私は其の浅井教授にこの新しい憲法の
制定過程を含めて教えて頂いたので、余計思い入れが大きいのです。戦後の
昭和20年代に育った人(特に政治家に言いたい)は、このテキストで日本
国憲法を学習したはずです。抽象的な部分もありますが、今読んでも実に新
鮮で正しいことが書かれています。第9条の記述には反論出来ないと思います。
個人でこの本の存在を全国的にアピールをすることは困難です。どうかみ
なさんのお力でこんな本をかつて日本政府が出していたのだということを全
国に知らしめてください。そして、今憲法改正、とりわけ第9条の改正を唱
えている人の意見と比較して論争してください。(79歳・男性)
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編集後記 ロゼッタストーン・弘中百合子
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小泉内閣の新しい顔ぶれが決まりました。政権発足当初5人いた女性閣僚
は、とうとう2人に減ってしまいました。女性議員自体がもっと増えないと、
継続的に閣僚のポストを確保するのは、難しいのかもしれません。でも、こ
のところ、選挙ごとに少しずつ女性国会議員が減っています。女性閣僚が半
数近くになるまでには、いったいどのくらい時間がかかるんでしょうね。
ヴィーナス議員たちの誠実な働きぶりを見ていると、もっと女性が増えれば
いいのにと、心から思うのですが……・。
※「ヴィーナスはぁと」へのご意見、ご質問は vheart@rosetta.jp まで
お願いします。
お手数ですが、お寄せいただくご意見に
1)「掲載可」か「掲載不可」か
掲載してもよい方は
2)「匿名希望」か「実名可」か
3)「事前連絡必要」か「事前連絡不必要」か
をお書き添えいただけると、大変助かります。
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「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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◇衆議院
小宮山洋子(民主党・東京) 武山百合子(民主党・北関東)
水島広子 (民主党・北関東)
◇参議院
有村治子 (自民党・比例) 岡崎トミ子(民主党・宮城)
千葉景子 (民主党・神奈川) 広中和歌子(民主党・千葉)
福島瑞穂 (社民党・比例) 円より子 (民主党・比例)
吉川春子 (共産党・比例)
◇都道府県議会
石坂千穂(長野県・共産党) 京野公子(秋田県・いぶき)
高村京子(長野県・共産党) 仁ノ平尚子(山梨県・無所属)
平野みどり(熊本県・県民クラブ)遊佐美由紀(宮城県・民主党)
渡辺智子(香川県・無所属)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のWebページにもリンクしています。
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■次号予告
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次回の発行は、10月7日です。
広中和歌子議員(民主党) 吉川春子議員(共産党)
水島広子議員(民主党)
が登場する予定です。
※登場する議員の顔ぶれは、変更する場合もあります。ご了承ください。
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発行人・編集人:弘中百合子
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