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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004年 10月11日発行 ━

●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第106号  ━━━━━━━━●

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 みなさま、台風の被害は大丈夫でしたか?こんなに次々と、台風が上陸す
る年も珍しいですね。地盤がゆるんでいると思うので、どうぞ二次災害にご
注意ください。
 ところで、先週は臨時休刊をして、申し訳ありませんでした。一部の熱心
な議員をのぞいて、「未来総理」たちの多くは、なかなか原稿を書く時間が
とれないようなのです。そこで新しい企画を思いつきました。詳しくは編集
後記で!


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  目次
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■ 私たちは、どんな社会をめざすのか
  福島瑞穂(参議院議員・社民党・比例)

■ 読者のご意見(靖国神社参拝問題について)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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 ■ 「私たちは、どんな社会をめざすのか」
         福島瑞穂(ふくしまみずほ・参議院議員・社民党・比例)
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 今の日本の社会の大きな問題点の一つは、「二極分化」が進んでいること
です。「所得の格差」は過去最高になりました。所得の格差拡大だけではあ
りません。企業間格差、地域格差も拡大しています。

 ジャーナリストの斉藤貴男さんの書いている本に「機会不平等」という本
がある。結果不平等が社会の活動を阻害しているのではなく、機会の平等す
ら失われていることをきちんと書いています。その通りではないでしょうか。

 連合という組合の評価委員会のレポートで胸をつかれたフレーズがありま
す。「努力よりも生まれがものをいう社会になりつつある」という部分です。
努力よりも生まれがものをいう社会を作ってしまったら、子どもたちは、自
分たちの未来に希望を持てるでしょうか。「親の財布の大きさが子どもの教
育のなかみを決める」ということもどんどん進んでいます。

 私たちはこれから「弱肉強食」「競争原理の強化」「勝ち組」のみが生き
られる社会をめざすのか、それとも「ともに生きられる社会」をめざすのか、
選択をせまられています。国会では、競争原理の強化、労働法制の規制緩和
が進み、かつ、福祉の切捨てが進んでいます。去年は、健康保険の改悪、今
年は、年金制度の改悪、来年は、介護保険の見直し、その次は医療制度の見
直しです。

 二極分化の社会を作り、福祉を切り捨てていったら、多くの人たちにとっ
て、本当に住みにくい社会となってしまいます。今、年収が100万円台、
200万円台、300万円台の人たちが増えています。福祉を切り捨てていくこと
は、この人たちを直撃します。

 アメリカは、二極分化が進んでいます。マイケル・ムーア監督の作るドキュ
メントや映画は、このアメリカの二極分化の社会をあばいています。1980年
代の終わりに、100万人いた受刑者は、今や200万人を超えています。殺人の
件数は減っているにもかかわらず、受刑者の数は増えています。国民皆保険
制度を確立させず、「自己責任」にし、二極分化をすることで、社会は、大
きな対価を支払っていると言えるのではないでしょうか。

 ヨーロッパは、少し違って、「包み込む経済」「包み込む社会」をめざし
ています。

 私は、多くの人たちと、日本のなかで、社会民主主義(ともに生きられる
社会)を実現していきたいと思います。まず、12月に、非正規雇用について
のシンポジウムを開きます。働く場所での均等待遇の実現のために、全力を
尽くしたいと思います。


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 ■読者のご意見(「靖国神社参拝問題」について)
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●戦後処理が終っていないなかでの参拝は問題

 正確に言えば近隣諸国でなく南北朝鮮両国と中華人民共和国ですね。台湾
や東南アジア各国は問題にしてません(台湾は参拝に賛成を表明してます)。

 日本の戦後処理が終ってない中で靖国神社への参拝をすることは問題です。
終ってないのは、日本が朝鮮両国を戦争に巻き込み,中国と戦争をした、加
害者としての認識がないことです。誰でも怒ると思いますよ。「私がやった
わけじゃないんだけどね、ごめんなさい」なんて戦争をやった当人に言われ
たら。

 日本人は嫌々軍部に従って戦争をさせられたと思ってますけど、歴史を調
べる限りどこにもそんな記録はありません。むしろ軍部が嫌々戦争に巻き込
まれた(それが普通です)記録しかありません。

 もっとも賠償などの手続きは解決しており、心情的な問題ですから、外交
上の取引にしてはならないです。(男性)

●小泉首相には靖国神社に参拝する権利がある

 靖国神社参拝について私見を述べさせていただければ
1 我が国には(一部の近隣諸国とは違い)信教の自由が存在する。
2 戦死者への追悼は国家の責務である。
3 戦死者への追悼は純粋に内政問題であり、他国の干渉は一切拒絶しなけ
    ればならない。
4 相手国の戦死者への追悼は国際儀礼であり、外交上の重要な式典である。

 よって、
 小泉純一郎氏には靖国神社に参拝する「権利」があり、小泉首相には靖国
神社に参拝する「責務」が存在し、「近隣諸国」には靖国神社参拝に対して
干渉する権利は一切無く、我が国を訪れた元首・首相・外相・国防相には靖
国神社参拝の権利と義務が存在するというのが私の意見です。

うみ(30代、男、会社員)

●宗教は人間にとってマイナスだったのでは!?

 義務教育の基本は基本的な知識と他人の痛みも分かり、自分自身も大切に
するような子を育てることだと考えています。

 たとえば他国からの強制連行問題でも、自国からの誘拐に政府があやふや
な政治決着をつけたときも、一貫して行動を起こすような人を育てる必要が
あります。
 
 愛国心などは後からついてくれば良いのです。伝統.文化もよりよい人の
暮らしの中から守り育てていくのです。

 外交問題が起こると武力行使しか思い浮かべず、後はアメリカ追随だけで
は近隣諸国どころか、どの国からもアメリカからでさえ「馬鹿にされ足元を
見られ」ます。

 靖国神社に祭られた人々の多くが自国のためにと信じて死んだのと、自国
のためになったかどうかは同じではありません。

 他国への援助も他国民が迷惑がっているものを日本企業利益のためにする
必要はないし、日本駐留の米軍兵士一人当たり千四,五百万円も援助するこ
とはないのです。

 最近、結局宗教は人間にとって何だったのかを考えています。トータル的
にマイナスだったのではと。

●そもそも靖国神社とは……

 靖国神社は明治政府が招魂社として設立し、明治政府に協力して亡くなっ
た方々の御霊をお祭したのが始まりですが、その後日本が近代国家となる為
日清日露の戦争で戦死した方々を祭り始め、それが日本国が戦争したとき戦
死した方々を祭るところになったことは、知らないとは言わせませんよ。

 占領政策で日本の弱体化を図ったGHQの政策に毒されている戦後教育の犠牲
者の日本人ですか。

 最初の方のご意見に大賛成です。民主主義はなんでも発言してよい制度で
すが、自分の住んでいる国の発展をもっと考えて欲しいものです。戦争で国
の発展を願った時代は過ぎました。話し合いでと言っても中々難しい事はイ
ラク戦争で証明済みです。


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  編集後記              弘中百合子(ロゼッタストーン)
────────────────────────────────☆★
 このメルマガには、自主的な参加希望者が集まっているにも関わらず、締
切を守ってくれる確率の低さは、悲しいものがあります。訴えたいことはた
くさんあるはずなのに(訴えたいことがない政治家では困ります)、日頃の
政治活動を優先していると、原稿を書く時間がなかなかとれないのでしょう
ね。

 このままでは、「未来総理」存続の危機。そこで、いいことを思いつきま
した。政治家の方々は、書くことは苦手でも、しゃべることは大得意です。
原稿をくれないメンバーのところには、こっちから出かけていって、インタ
ビューした内容を掲載するというのはどうでしょう?

 ただ、私ひとりでは、なかなか手が回りません。そこで、「未来総理」レ
ポーターを大募集! みなさまのなかで、直接、議員に取材してみたい人は
いませんか? 下記の条件にあてはまる方は、ぜひ、ご連絡ください。 

1)永田町の議員会館まで取材にでかけることが可能な方
2)平日の日中に、時間をつくることができる方
3)特定の政党に属していない方
   (どの政党の議員の話でも、偏見なく聞くことができる方)
4)取材費、交通費はいっさい出ません。それでもかまわないという方

 できれば、これからの日本を担う若い方(大学生など)に、政治との接点
を持ってもらえればと考えています。レポーターにチャレンジしたい方は、
自己紹介と、議員たちにどんな質問をしてみたいかを書いて、メールで 
 souri@rosetta.jp までお寄せください。※件名に「レポーター希望」と書
いてください。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。 


 ※掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとこ
   とお書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよ
   い場合は、年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になりま
   す。ご協力、よろしくお願いいたします。

★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  次号予告
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  次回の配信は、10月18日です。
 
  上田 勇議員(公明党)  野田佳彦議員(民主党)
  小池 晃議員(共産党)  樽床伸二議員(民主党)
  細野豪志議員(民主党)

  が登場する予定です。

 ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  未来総理メンバーの紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
  「未来総理」には、超党派の31名が参加しています。
   (敬称略)

 ◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)      上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)     吉良州司(無所属・大分)
  楠田大蔵(民主党・比例九州)  近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)   鈴木康友(民主党・比例東海)
  武正公一(民主党・埼玉)     達増拓也(民主党・岩手)
  樽井良和(民主党・比例近畿)   樽床伸二(民主党・大阪)
  手塚仁雄(民主党・東京)     中塚一宏(民主党・神奈川)
  中根康浩(民主党・比例東海)  長島昭久(民主党・東京)
  西村康稔(自民党・兵庫)     野田佳彦(民主党・千葉)
  福島 豊(公明党・大阪)     三日月大造(民主党・滋賀)
  細野豪志(民主党・静岡)    丸谷佳織(公明党・比例北海道)
  山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)     有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)     小林 温(自民党・神奈川)
   桜井 充(民主党・宮城)        福島瑞穂(社民党・比例)
  藤末健三(民主党・比例)     松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。

※新メンバー2人については、現在、準備中です。

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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
Copyright(C) ロゼッタストーン   許可無く転載することを禁じます
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━━━━━━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』(毎週月曜配信) ━
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