真夜中の虹(page 60/280)[真夜中の虹]
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概要:
60その日は、なんでもない日だった。いつものように学校へ着くなりSを探した。時間的に彼の方が早く教....
60その日は、なんでもない日だった。いつものように学校へ着くなりSを探した。時間的に彼の方が早く教室に着いているはずなのに、姿が見えない。隣の教室をのぞくと、双子の兄のMもいない。おかしいなぁ…、と思いながら代わりにOを探すと、クラスメートと立ち話をするOを見つけた。「おう」いつものように片手を上げると、すぐさまこっちにやってきた。「聞いたか?」Oがいきなり言った。「何を」「Sが、Sが死んだらしい……」「えっ?」「交通事故で……」脳みその一部が、グニャッと捩よじれるのがわかった……。