真夜中の虹(page 113/280)[真夜中の虹]
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113三浦さんの声に大将と呼ばれた人が振り向いた。その人は欽ちゃんこと萩本欽一さんだった。「ふーん」皆から大将と呼ばれるその人....
113三浦さんの声に大将と呼ばれた人が振り向いた。その人は欽ちゃんこと萩本欽一さんだった。「ふーん」皆から大将と呼ばれるその人は、そう言ってジロリとこちらを見た。「誰か、彼に台本あげて」サッと三方向から台本が瞬時に出てきた。「日曜九時は遊び座です」僕は、三浦さんと欽ちゃんの番組のタイトルをこのとき初めて知った。大将はペラペラとページをめくり、ある箇所に目をとめ、そこを指さし、「ちょっとここやって見て」。えっ!ええっー!!一瞬何を言われているかわからなかった。「ハハハハ(笑)……急にそんなこと言われても困っちゃうよねー。でも折角来たんだから、ちょっと遊びのつもりで動いてみませんか」そう笑いかけてきたメガネで髭を生やした小太